再建された住宅回って神楽を奉納 岩手 大槌町
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東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町で、地元の人たちが新年の無病息災を願い、再建された住宅などを回って神楽を奉納しました。
岩手県大槌町の吉里吉里地区では、毎年正月に吉里吉里大神楽の保存会のメンバーが住宅を回り、地元に伝わる神楽を奉納しています。
保存会は、東日本大震災の津波で活動の拠点にしていた施設や道具が流されましたが、全国からの支援で新たに道具をそろえ、活動を続けてきました。
これまで仮設住宅などを回ってきましたが、土地のかさ上げ工事が少しずつ進んで新たな住宅が建てられるようになり、ことしは震災後初めて、新築住宅の玄関先でも神楽が披露されました。
保存会のメンバーの倉本忍さんの住宅は、ひと月ほど前に再建したばかりだということで、倉本さんがみずから獅子頭をかぶり、自宅に向かって力強く舞いました。
倉本さんの母親は「再建した自宅で神楽を奉納してもらい、感無量です。地域の復興がもっと早く進んでほしい」と話していました。
吉里吉里大神楽保存会の平野栄紀会長は「新しい住宅が増えて、神楽奉納の依頼も多くなり、ことしは例年よりも回るのに時間がかかりました。保存会には若い世代も多いので、こうした活動を引き継いでいきたい」と話していました。
保存会は、東日本大震災の津波で活動の拠点にしていた施設や道具が流されましたが、全国からの支援で新たに道具をそろえ、活動を続けてきました。
これまで仮設住宅などを回ってきましたが、土地のかさ上げ工事が少しずつ進んで新たな住宅が建てられるようになり、ことしは震災後初めて、新築住宅の玄関先でも神楽が披露されました。
保存会のメンバーの倉本忍さんの住宅は、ひと月ほど前に再建したばかりだということで、倉本さんがみずから獅子頭をかぶり、自宅に向かって力強く舞いました。
倉本さんの母親は「再建した自宅で神楽を奉納してもらい、感無量です。地域の復興がもっと早く進んでほしい」と話していました。
吉里吉里大神楽保存会の平野栄紀会長は「新しい住宅が増えて、神楽奉納の依頼も多くなり、ことしは例年よりも回るのに時間がかかりました。保存会には若い世代も多いので、こうした活動を引き継いでいきたい」と話していました。