森本類
2017年1月1日18時33分
太平洋戦争中に原爆が投下された長崎で1日、核兵器の廃絶と平和な世界の実現を求める「正月座り込み」があった。雲一つない晴天のもと、長崎市の平和公園に被爆者ら約60人が集まった。
正月座り込みは2002年から始まり、今年で16回目。平和祈念像の前で参加者が決意表明や活動報告を行い、長崎に原爆が投下された午前11時2分にあわせて全員で黙禱(もくとう)を捧げた。
長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長の川野浩一さん(76)は、国連での核兵器禁止条約の交渉開始決議に日本が反対したことに言及。「唯一世界で原爆の被害を受けた我が国が、なぜ(核廃絶の)先頭に立たないのか。腹が立つというより、悲しい」と強い口調で語った。
昨年8月に国連の軍縮会議本会…
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朝日新聞国際報道部