韓国大統領 知人ら起訴の事件への関与改めて否定

韓国大統領 知人ら起訴の事件への関与改めて否定
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領は1日、韓国メディアと懇談し、国政の混乱を招いたことについて国民に謝罪の気持ちを示した一方で、長年の知人らが起訴されている事件への関与を改めて否定しました。
先月、韓国の国会で弾劾を求める議案が可決され、職務停止となっている、パク・クネ大統領は1日午後、大統領府で、韓国メディアの記者たちとおよそ40分間にわたり懇談しました。

議案が可決されて以降、パク大統領が記者団の質問を受けるのは初めてで、パク大統領は「国民に対して申し訳ないという気持ちで過ごしている」と述べ、長年の知人のチェ・スンシル(崔順実)被告や側近らが起訴された一連の事件で、国政の混乱を招いたことに謝罪の気持ちを示しました。

また、検察がチェ被告らと大統領が「共謀関係にあった」という判断を示したことについて、「共謀したことなどは全くない」と述べ、みずからの関与を改めて否定しました。

そのうえで、政府から独立した立場で捜査を行う特別検察官が、パク大統領は財閥最大手のサムスングループの系列企業どうしの合併などをめぐり、企業にチェ被告らへの不正な利益提供を求めたとして捜査していることについても、「でっちあげだ」として強く否定しました。