佐藤恵子
2017年1月1日02時40分
特殊なゴーグルを着けると、目の前に「モンスター」が現れた。主人公になって弓をゆっくり引く。「パーンッ」。握ったコントローラーからは、矢を放った反動そのものが伝わってくる――。
そんなVR(仮想現実)ゲーム機が今夏にも、ゲームセンターに登場する。使われているのは、実在しない物でも触ったような感覚になれる技術だ。
開発したのは、茨城県つくば市のベンチャー企業「ミライセンス」の中村則雄さん(52)。コントローラーに埋め込まれた2センチ四方の装置が振動し、指先から神経に伝わって脳に錯覚を起こす。ゲーム世界での「銃で撃つ」「魚を釣る」といった手応えを伝える。
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