芸能の取材をしていると、両親が著名人だったら、自分はどんな生き方をしたのだろうと思うことがたまにあります。
今月14日発行の夕刊フジぴいぷる欄に登場したミュージシャン、高田漣さん(43、たかだ・れん)の父は伝説のフォークシンガー、高田渡さん(2005年没)です。
さかのぼると、歌っている渡さんの姿の記憶があるのは、保育園に入ったぐらいからだそうです。ステージの袖からみた風景や新聞や雑誌の取材を受けている様子など…。小学校に入る前ぐらいからは、よくステージに上げられ、歌わされたそうです。
だからでしょうか、自然と音楽の道を歩むようになったそうです。ただ、きっかけは父の音楽ではなく、テレビやラジオから流れてくる洋楽だったといいますから、意外な感じです。
漣さんが「ベストヒットUSA」や「MTV」をみて、「英国バンドのカルチャークラブが大好きだった」と話すのを聞き、同世代の筆者も「見てました」「聴いてました」と思わず共感。
同じようなものを見聞きしていても、出口は違うものですね。やっぱり環境のせいでしょうか。
いやいや才能がないせいですよね。 (F)