年賀状の配達始まる 2日の配達は取りやめ

年賀状の配達始まる 2日の配達は取りやめ
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元日の1日、全国各地で年賀状の配達が始まりました。
このうち国内の郵便事業発祥の地、東京中央区の日本橋郵便局では、日本郵政の長門正貢社長や高市総務大臣が出席して出発式が行われました。

長門社長は「年賀状は日本の伝統であり、欠かすことのできない風物詩です。最近は手紙離れと言われていますが、さまざまな工夫をしながら、年賀状文化を守っていきたい」とあいさつしました。
また、高市総務大臣は「ことしは郵政民営化から10年になります。郵便局は大切な地域のインフラであり、住民の方々のニーズを捉えながらサービスの展開を図ってほしい」と述べました。

このあと、郵便事業が始まった明治時代の制服を着た配達員らが次々と出発し、近くの商店などを回って年賀状を配達していました。

日本郵便によりますと、年賀状はメールやソーシャルメディアの普及で減少傾向が続いていて、元日の1日に全国で配達される年賀状は去年よりも5.6%減って、およそ16億4400万枚となる見通しです。
また、2日の配達は人件費の負担が大きいとして、ことしは取りやめとなります。

ことしのお年玉つき年賀はがきの抽選は、今月15日に行われます。