12月31日 09時45分
北陸と東海の9県を巡る観光ルート「昇龍道」の外国人観光客の4割近くが成田空港を使って入国したことがわかりました。
中部運輸局は観光ルートに近い愛知県の中部空港をもっと利用してもらうためPRを強化したいとしています。
「昇龍道」は三重の伊勢神宮や愛知の名古屋城、岐阜の白川郷や石川の輪島などの東海北陸に滋賀と長野を加えた9つの県の観光地を巡るルートで、観光庁が外国人に勧めるルートの1つになっています。
この昇龍道の観光客の動きを把握するため中部運輸局は、通信会社に依頼し携帯電話の位置情報などをもとに平成27年の1年分の動きを分析をしました。
その結果、「昇龍道」の外国人観光客が入国で使った空港は1番が成田空港で36%でした。
羽田空港の15%とあわせると半数が首都圏の2空港を利用していたことがわかりました。
一方、地理的に近い愛知県の中部空港は関西空港に次いで3番目で20%あまりにとどまりました。
中部運輸局などは昇龍道を訪れる外国人観光客を平成31年までに1100万人にする目標を掲げていて、東海北陸の玄関口としての中部空港をPRし、利用を進めたいとしています。
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