八潮の会社が助成金を不正受給
埼玉県八潮市の運送会社が、雇用対策として国が支給している助成金、およそ1200万円を不正に受給していたとして埼玉労働局は、全額の返還を求めることになりました。
埼玉労働局によりますと、八潮市大瀬の運送会社「関東運輸サービス」は、平成21年11月からおよそ2年間にわたり、国の助成金、合わせて1240万円余りを受け取っていたということです。
受け取った助成金は、会社の経営が悪化した際に従業員を解雇せず、休業などで雇用を維持すると費用を助成されるものですが、労働局が会社の業務日誌やタイムカードを調べたところ、会社は従業員10人を1か月間に2日ずつ休ませたと申請したにもかかわらず、一部の従業員は通常通り働いていたことが分かったということです。
労働局は、助成金を不正に受給したとして「関東運輸サービス」に対し、助成金全額の返還を求め、会社側は返済に応じるということです。
08月08日 17時40分