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 2016年のニューヨーク株式市場では、大企業で構成するダウ工業株平均が年間で約13%値上がりした。上昇は2年ぶりで、上げ幅は、13年(約26%)以来の大きさとなった。11月以降は、大統領選に勝利したトランプ氏の経済政策への期待による「トランプ相場」で株価が急上昇した。

 16年最後の取引の12月30日、ダウ平均の終値は、前日比57・18ドル(0・29%)安い1万9762・60ドルだった。高値の株を売って利益を確保する動きが出て、3日連続の下落となった。

 16年のダウ平均は終値ベースで1万7100ドル台で始まり、原油価格の急落や中国経済減速で、2月には一時1万5600ドル台に下落。上昇に転じた後、英国の欧州連合(EU)離脱が決まった6月下旬、1日で610ドル急落する場面もあった。

 夏場以降は景気回復を背景に1…

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