イラク 首都で爆発相次ぎ28人死亡 ISが声明

イラク 首都で爆発相次ぎ28人死亡 ISが声明
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買い物客でにぎわっていたイラクの首都バグダッドの商店街で、爆発が相次いで少なくとも28人が死亡し、過激派組織IS=イスラミックステートが関与を認める声明を出しました。
イラクの地元警察によりますと、バグダッドの中心部にある商店街で31日朝、2人の男が身につけた爆弾を相次いで爆発させ、少なくとも28人が死亡、50人余りがけがをしました。

現地からの映像では、爆発現場一帯の商店が激しく壊れています。当時は買い物客でにぎわっていたということです。

この事件について、過激派組織ISはインターネット上に声明を出し、「ISの戦士2人が背教者の集まる場所を狙った」として、関与を認めました。

イラクではISの最大拠点、モスルの奪還作戦が去年10月から進められていますが、IS側の抵抗で奪還はことしに持ち越され、アバディ首相は国内から完全にISを排除するには今後3か月はかかるという見方を示しています。

さらに、ISはイラク軍の戦力がモスルに集中する隙をついて、今回のようなテロを各地で繰り返しています。