ポール・マッカートニー　東京ドーム公演決定　７４歳 体調万全「ワクワク」

　英国出身の歌手ポール・マッカートニー（７４）が４月に日本公演を行うことが３１日、決まった。２０１５年４月の公演以来、２年ぶり６回目の来日公演。東京ドームで４月２７、２９、３０日の全３公演を実施する。

　今回の公演は昨年４月に米国からスタートし、これまで１１カ国を回ったワールドツアー「ワン・オン・ワン」の日本公演となる。１４年には急病で全公演を中止し、年齢的にも１５年の公演が最後の来日公演とみられていたが、ポールのたっての希望で再びの来日が実現した。

　ポールは「日本に行くことになってすごくワクワクしている。日本に行くたびに素晴らしい時間を過ごし、最高の観客に巡り合うことができた。前回の日本公演は特に心に残るものだったから、さらに多くの思い出を作れるかと思うと今から待ち遠しい。日本で一緒にロックしよう！」と、日本のファンにコメントを寄せた。

　今ワールドツアーは最新の音響・映像技術を駆使し、巨大スクリーン、レーザー、花火などを取り入れながら、これまでにない演出でショーアップ。ザ・ビートルズ時代やウイングス、ソロのヒット曲はもちろん、ビートルズの前身となったバンド、クオリーメン時代の作品も披露しており、日本公演でも半世紀にわたるキャリアをたどる選曲となる予定だ。

　高齢となり、“生きる世界遺産”とも呼ばれるポール。招聘（しょうへい）元のキョードー東京は「体調面は万全と聞いています。ここ数年は日本への思い入れが強く、今回の日本公演でも素晴らしいステージを見せてくれるでしょう」と話している。公演チケットは１日午前１１時から先行予約の受け付けを開始。