サメの新マスコット、水族館も　ロッテ本拠をもっとマリン化

　ロッテの山室晋也球団社長（５６）が２６日、千葉市内の球団事務所で、ＺＯＺＯマリンスタジアムの“マリン化計画”をぶち上げた。「来年は新しいことをやりたい。海をテーマにやっていきたいと思っています」。現在球団内で温めているプランは、老若男女が楽しめるイベントが盛りだくさんだ。

　その中身はバラエティーに富んでいる。魚をモチーフにした「ゆるキャラ」案は、力強いサメをイメージした新たな球団マスコットを誕生させるというもの。コミカルな動きで場内を盛り上げ、中日のドアラに挑戦状をたたきつける。

　さらに左翼スタンドに水族館を設置する案もある。それは昨年同社長が視察した米大リーグ・マーリンズの本拠地、マーリンズパークの魚が泳ぐ水槽からヒントを得た。また、水着ギャルの売り子案は女性販売員だけでなく、イケメン売り子も肌をあらわに練り歩くセクシー戦略だ。

　今季１試合平均の観客動員は昨季から１３・９％アップで１２球団トップの伸び率だった。３１年ぶりの２年連続Ａクラスになったシーズンは飲食やグッズ収入も絶好調。かつては４０億円で昨季１５億円あった赤字が今季は５億円まで激減した。「球団の体力が強くなればチームの強化につながる」。斬新なアイデアでさらなる集客＆収入アップを狙う。　（小林良二）