ポスト陽へセンター争奪戦

　日本ハム・栗山英樹監督（５５）が３０日、巨人へＦＡ移籍した陽岱鋼外野手の定位置、中堅の穴を埋めるべく、来春アリゾナキャンプから「センター試験」を行う考えを明かした。中堅のポジションの選定を最重要課題とした栗山監督は「厳しいサバイバルになる。キャンプでは実戦を含めいろいろなことをする」と話した。

　争いに加わるのは巨人からトレードで入団した大田や浅間、岡、谷口、杉谷、近藤。現時点で横一線の６選手を１軍キャンプに同行させ、キャンプ中の２度の実戦に起用。オープン戦までじっくりと見極めていく。

　新戦力の大田についても「持ってるものは素晴らしい。レギュラー候補」と言う。俊足、強肩、強打が売りの未完の大器が攻守で存在感を示せるか。レギュラー争いのカギを握りそうだ。（水足丈夫）