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もう結婚しちゃおうよ、の答え

3年以上付き合った私たちが別れる原因となったのは、けんかの後に彼から出た「もう結婚しようよ」という言葉だった。彼とは結婚を視野に付き合いはじめたし、それなりに結婚願望もあったけれどわたしは彼との生活に不満ばかりだったので「もう結婚したくない!」と返事をしてわたしたちの生活は同棲から同居へ姿を変えた。

 

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彼からプロポーズをされたのは、これが実は2回目だ。1回目は、とても書けないような怖い思いをしたときに、彼が「次にちえりが結婚したいと思ったときに、結婚しよう」と言ってくれた。今までの人生で一番驚いた瞬間だった。いつかと夢見たプロポーズとはかけ離れていて、少しだけ彼に照れながら怒ったのを覚えている。その時はプロポーズが嬉しかった。

 

でも、2回目のプロポーズのあと、わたしと彼は恋人関係でなく、ただの同居人になった。結婚について悩んでいることを誰かに聞いて欲しくてブログを書き始めた。「家事とかお金とかもう面倒だしもう結婚しちゃおうよ」という彼と「そんな状態なのに結婚なんてしたくない」というわたしと彼のそれぞれの気持ちをブログのタイトルに込めた。

 

ブログを始めた当初は彼のことが理解できなくてとにかく部屋から逃げ出したい気持ちだった。だけど、いろんな人の考えを聞いて自分の悪い部分も認めることができ、改めて考える余裕ができた。でも、やはりもう一度彼とやり直したいとは思わなかった。

 

もう別れているが、一緒に住んでいるのでどうもその辺りが曖昧になってしまう。3年分の情がうつっているので、別れる決断をするのは難しかった。でも、もう決めたことだ。わたしは今の部屋の契約が来年の春まで残り数ヶ月残っているが、それまでに新しい部屋を探して出て行くつもりだ。

 

プロポーズをきっかけに、わたしは新しい選択をすることができた。結婚ではなく、(少なくとももう少しの間は)ひとりで生きて行く。女性の幸せは、なにも「結婚して家庭をもつだけではない」と自分の人生をもって証明していきたい。