不倫騒動乗り越えた山路徹氏が乙武氏へエール「ピンチはチャンス」
2010年に不倫で騒動の渦中に立たされたジャーナリストの山路徹氏(55)がゲス不倫の数々を分析。5人の女性との不倫発覚で世をにぎわせた乙武洋匡氏(40)に「方向性を読み違えている」とアドバイスし、自身がバラエティー番組出演という新境地を開いた経験から「ピンチはチャンス」とエールを送った。(取材・構成 甲斐 毅彦)
不倫騒動が盛り上がる要素は、それまでの人物とのイメージとのギャップ。ベッキーさんのように清廉潔癖で「オーガニックな健康食品」みたいな人だと、実は「バリバリの添加物入り」だったとなるとギャップで盛り上がってしまう。優等生的なイメージが強かった乙武さんもギャップが大きかった方でしょうね。
乙武さんで気になっているのは最近「自分にいい子ちゃんはもう誰も期待していないので、言いたいことは言っていく」と発言したり、ツイッターなどで“ブラック宣言”をしていること。それは方向性が違うんじゃないかと思うんです。なんだか偉そうなことを言っていますが…(苦笑)。まだ騒動にとらわれているんじゃないかと思いますよ。
僕の時は、悪いイメージが広がる中で、TBSの「サンデージャポン」に出演しました。あのまま引きこもったらジャーナリスト生命が終わってしまう状況の中で、アクセルを踏むしかなかった。それでバラエティー番組に出演できるようになりました。でも、アクセルを踏めばいいというものではない。踏み具合も大事。乙武さんの場合は空回り、空転してしまっています。
乙武さんは「イチからやり直します」という姿勢の方がいいと思います。その中で優等生だと思われるのが嫌ならそこに「スパイス」を混ぜ込んでいけばいい。でも「スパイス」がメインになっちゃってはね。偉そうなことを言うようですが、僕の時のように「ピンチをチャンス」にしていただきたいと思います。
僕自身は皆さんが思っているほど遊び人じゃないんですよ(苦笑)。意外と地味なんです。(再婚の予定は)全然ない。もちろんチャンスがあったらしたいですよ。仕事で会ったジャーナリストの二木啓孝さんからは『テロからエロまで頑張ろう』とかちゃかされましたが(笑い)、冗談ではなくて、そういう幅の広さでいかないとダメだよな、と思っています。
◆山路 徹(やまじ・とおる)1961年9月23日、東京都生まれ。55歳。TBS、テレビ朝日系プロダクションを経て1992年、独立系ニュース通信社、APF通信社を設立。ミャンマー、ボスニアなど、紛争地、戦争の現場を取材。2010年、前妻との結婚が不倫の末だったことを元妻に暴露され、不倫騒動を巻き起こしたのを機に情報バラエティー番組にも登場。現在「ゴゴスマ GO GO!Smile!」にレギュラー出演中。