田中恒成が国内最年少21歳6か月で世界2階級制覇!
2016年12月31日16時25分 スポーツ報知
◆プロボクシング▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 〇田中恒成(5回1分52秒))モイセス・フエンテス●(31日、岐阜メモリアルセンターで愛ドーム)
前WBO世界ミニマム級王者で同ライトフライ級2位の田中恒成(21)=畑中=が、元世界2階級王者で同級1位モイセス・フエンテス(29)=メキシコ=をTKOで破り、国内最速タイ8戦目、国内最年少21歳6か月で世界2階級制覇を達成した。田中の戦績は8勝(5KO)。フエンテスは24勝(13KO)3敗1分け。
田中は序盤から攻勢に出ると、2回には右フックを2度、ヒットさせた。5回にはフエンテスをロープに追いつめて連打を浴びせ、相手が戦意を喪失したところをレフェリーが止めた。国内最速タイの快挙にも、「全然、ここを目指していない。本当の意味で目指すところではない。今日は勝てたことが良かったですね」と地元での大一番を完勝で飾っても淡々。
リング上でのセレモニー後はファンにカラーボールを投げるパフォーマンス。「みなさん、いい正月を迎えられそうですか? 僕はまだまだ面白いボクシングをして皆さんを楽しませます」と余裕を見せつけていた。