東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

法務省、懲役刑を抜本見直しへ 個別指導重視、明治以来の大転換

 家具作りなどの刑務作業が中心となっている受刑者の処遇を見直すため、法務省が刑法の懲役規定の改正を検討していることが30日、政府関係者への取材で分かった。個人の特性に応じた生活指導や就労支援に時間を割きやすくすることで更生を促すのが狙い。有効な再犯防止策になるとみられ、実現すれば明治以降100年以上続く刑罰の概念が大きく変わることになる。

 現行刑法は、懲役刑を「所定の作業を行わせる」と規定。受刑者に木工や洋裁などの刑務作業を義務付け、希望者以外は作業をしなくてもいい禁錮刑と区別している。

(共同)

 刑務所で作業する受刑者ら

 刑務所で作業する受刑者ら
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報