竹山栄太郎、真海喬生 北京=斎藤徳彦
2016年12月30日20時38分
株価の年末の終値が、バブル崩壊後で最長となる5年連続の上昇となった。東京証券取引所で30日、年内最後の取引と締めくくりの大納会があった。日経平均株価の終値は1万9114円37銭で、昨年末の終値を上回り、20年ぶりの高値をつけた。ただ、来年はトランプ米大統領の就任など、波乱含みだ。
「私が戦う姿を見て、一人でも多くの方が頑張ろうと思っていただけたら」。大納会に招かれた女子レスリング選手の伊調馨さんは話した。
今年は申(さる)年で、株式相場の「申酉(さるとり)騒ぐ」の格言どおり荒れ模様だった。中国経済の減速懸念に始まり、英国の欧州連合(EU)離脱決定も続いて株価は大幅に下落。日経平均は1万5000円を下回った。その後、日本銀行が上場投資信託(ETF)買い入れ増額で株価を下支えし、米大統領選後は経済政策への期待から「トランプ相場」で盛り返した。
松井証券の窪田朋一郎氏は「E…
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