【動画】東京証券取引所の大納会。伊調馨さんやくまモンも招かれた=関田航撮影
[PR]

 株価の年末の終値が、バブル崩壊後で最長となる5年連続の上昇となった。東京証券取引所で30日、年内最後の取引と締めくくりの大納会があった。日経平均株価の終値は1万9114円37銭で、昨年末の終値を上回り、20年ぶりの高値をつけた。ただ、来年はトランプ米大統領の就任など、波乱含みだ。

 「私が戦う姿を見て、一人でも多くの方が頑張ろうと思っていただけたら」。大納会に招かれた女子レスリング選手の伊調馨さんは話した。

 今年は申(さる)年で、株式相場の「申酉(さるとり)騒ぐ」の格言どおり荒れ模様だった。中国経済の減速懸念に始まり、英国の欧州連合(EU)離脱決定も続いて株価は大幅に下落。日経平均は1万5000円を下回った。その後、日本銀行が上場投資信託(ETF)買い入れ増額で株価を下支えし、米大統領選後は経済政策への期待から「トランプ相場」で盛り返した。

 松井証券の窪田朋一郎氏は「E…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら

関連ニュース