2016年12月29日、環球網によると、フィリピンのドゥテルテ大統領は「誘拐犯をヘリコプターから突き落としたことがある」と発言した。
ドゥテルテ大統領は今月初頭、ダバオ市長時代に犯罪者3人を射殺したことがあると発言して話題となった。司法手続きを守らず、麻薬犯の殺害を許可するとの方針は国際社会から批判されているが、大統領は意に介する様子はない。
28日には南カマリネス州で汚職取り締まりに関する演説を行ったが、その際にかつて誘拐犯をヘリコプターから突き落としたことがあると告白した。「もし汚職があれば私はヘリに乗って飛んでくる。そしてマニラへの帰路で汚職犯を突き落とすだろう」と話し、汚職犯に対しても法規無視の処分を下すと警告した。(翻訳・編集/増田聡太郎)