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【2016お騒がせな人選手権(8・完)】
鳥越俊太郎氏は「都知事選出馬を後悔していませんか?」の問いかけに、大きく首を振った
鳥越氏の無見識を氏の老齢に帰す見方がある。だが、そうだろうか。実は鳥越氏には若いころ、一度会ったことがある。NHKの記者がセッティングしてくれた会合を中華料理店で「鳥越さんを囲む会」という名目で催した。10人ほどの若手・中堅の記者が集まった。皆、鳥越氏に憧れ、謦咳(けいがい)に接することを心待ちにしている様子だった。
どんな話をしたか、皆目覚えていない。鳥越氏は事件記者だったこともあるから、そのような思い出話を期待していたのかもしれない。だが、中身は確か、憲法9条を守ることの大切さ、といった話に終始していたような気がする。
生意気にも「あまりにも杓子定規で、世の中の変化に無頓着すぎるのではないか」といった意見を述べたのは覚えている。鳥越氏はニコニコと笑っていた。元気のいい若造だな、と広い心で受け止めてくれたのだな、とひとり合点していた。だが、果たしてそうだったか。今となっては、氏は何も見解を持っていなかったのではないか、という気もする。
(WEB編集チーム 三枝玄太郎)
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