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【2016お騒がせな人選手権(8・完)】
鳥越俊太郎氏は「都知事選出馬を後悔していませんか?」の問いかけに、大きく首を振った
「鳥越俊太郎」。マスコミを志す人間で知らぬ者はいない。毎日新聞ではテヘラン特派員、サンデー毎日の編集長などを歴任し、活動の場をテレビに移してからは、端正な容姿を生かして、テレビ朝日系列の「ザ・スクープ」のキャスターなどとして活躍した。
サンデー毎日の編集長時代の平成元年には、当時の宇野宗佑首相の愛人の告白記事をスクープし、内閣退陣にまで追いやった。
それが今年7月、舛添要一都知事(68)の公私混同問題を発端とし、舛添氏が退陣し、東京都の知事選がスタートすると、11日に出馬を決断し、12日に帝国ホテルで記者会見した。
野党は統一候補を模索していたが、すでに出馬を表明し、準備を進めていた宇都宮健児氏(70)を「誹謗中傷」(宇都宮氏)の末におろすことに成功する。
候補の一本化に成功したからには小池百合子氏(64)、増田寛也氏(65)と分裂した保守陣営に比べ、野党全てが推す鳥越氏の勝利は堅いと思われていた。ところが肝心の本人が問題だった。定見がなかった。第一声はこうだ。
「ちゃんとした公約はありません」「他候補の公約も読んでいない。関心がなかったから」
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