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よーじ通信

底辺社内ニートが這い上がるまでの軌跡

ブログを始めたら自分の本当の気持ちがわかった話

オピニオン

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ブログを始めて一ヶ月が経ったようです

ブログをやってみて気がついた事があったので書いてみます

 

 

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ブログの収益やPVをご報告できるほど立派な結果はでていないので、ブログを始めたことで気がついた自分のことについて書きます

 

一体誰得なんでしょうか まぁ、お付き合いいただければ幸いです

 

最初の2週間が辛かった

 

一応、ブログをやってみての感想も書いてみます

 

ブログ開始当初は、とにかく思いつく限りの記事を書いて、良し悪しもわからないままとりあえず一日一記事をクリアしていこうとやっていました

 

Twitterでフォローさせてもらった方々が軒並み優秀な方たちで、開始一ヶ月で万単位のPVは当然のことながら、収益を出して当たり前状態です

 

僕はといえば、9記事を書いたあたりで、アドセンスに申込んだものの、二次審査から一向に返事が来ません*1

 

欲も出てきて、あれこれと試行錯誤を繰り返しながら記事を書いていきましたが、何を書けばいいのかわからず、書いたところで訪問者は10から20という低迷を続けていました

 

だんだん自分は何のためにブログを書いているのかわからなくなり、迷走をはじめました

 

ブログを書くということが習慣化してきた

 

もともと、逃げグセが強く、常に「ここではないどこか」に行きたくて、頭のなかでは「新しい自分」を想像しながら現実逃避をはじめる性質のある僕です

 

人と同じように、死にものぐるいの努力して必死になってブログを書くということから逃げました

 

書けないものは書けない、書けない日は書かない、書きたくないなら書かない、と甘ったれた自分ルールを許してあげることにしました

 

僕がブログを書かなくても、誰も困らないんですよね(笑)自分のためにブログをやっているわけですから、誰にも迷惑かけませんし

 

そんな感じでTwitterやはてな互助会の皆さんに励まされながら、たまにサボりつつもブログを書かないとなんとなく落ち着かないという状態になってきました

 

ブログを書くという行為になれてきたようです

 

PVもほんの少しだけですが、上がってきました

 

それでも「僕が書かなければならない記事」なんてものは全くないし「僕じゃなきゃ書けない記事」なんていうものは存在しないわけです

 

僕自身にブログを書く意義を見出したくて、ずっと手付かずになっていた「プログラミング関連」の記事を書き始めました

 

これはブログを始めるにあたって書きたかったもので、底辺で業界未経験の人間がプログラミングを始めたらどうなるのか、その軌跡を書いてみたかったのです

 

それでも、パソコン環境に不備があって始められないとか、今はお金がないからブログの収益が出たらオンラインスクールをやろうとか、先延ばしにしていましたが、そもそも収益なんかでる気配すらありませんから、あまりにも机上の空論にすぎないと目が覚めました

 

そこで、「今の環境でできること」という視点で、できることからはじめることにしました

やってみたら案外面白く、思っていたよりも気軽に始められました

自分はどうでもいいことに拘りすぎて、大切なことを見失っていたんです

 

自分の決めたことほどあてにならないものはないですね

 

お陰で、少しブログを書く意義を見いだせるようになりました

 

好きなことってなんだろう?って考え始めた

 

ブロガーさんがよく「好きなこと」をやれというような記事を書かれているのを目にします

僕自身は「やりたいことしかやらない」を信念に生きていますから、それには大賛成です

 

けれど、いざブログを書き始めてみると僕自身の「やりたいこと」や「好きなこと」がわからないんです

「やりたいこと」と「好きなこと」は僕の中では同じ意味です

 

昔はあんなにたくさんあった「やりたいこと」や「好きなこと」が、どんなに僕の中を探してみても、今の僕には見つけられないんです

 

僕はいつからか「やりたいこと」を常に探している流浪の社内ニートになっていた事に気が付きました

 

もちろん、今やっている仕事はかつてやりたかったことです

けれど、現実は社内ニートです

やりたいことができていないのです

そのせいか今は、次の「やりたいこと」を探している状態です

今、やりたいことは「エンジニア」ですね

 

なんでこんなことになってしまったんだろう?と考えてみました

 

やりたいことは「実現不能」と思い込んでいた

 

僕は中高生の頃に夢中になったことがありました

それは「ダンス」です

僕らが中学生の頃というのは、ダンスブームだったんですね

スーパーモンキーズから始まって、安室奈美恵、MAX、SPEED、DA PUMP、ジャニーズ、モーニング娘。とヒットチャートに入る人たちはほぼ踊っていたわけです

田舎にダンススクールなんてありませんし、インターネットはダイアルアップの時代です。もちろんDVDなんかありませんからビデオテープです

Mステを録画しては、テープが擦り切れるまで見て振り付けをコピーしてました

 

高校生になると田舎でもダンス文化がちょっとずつ浸透してきて、駅前で踊る人たちが出てきました

いわゆるストリートダンサーです

しかし、お小遣いをもらっていなかった僕は、駅前に行く電車賃がありませんでした

自転車で行ける距離でもなく、ましてや、夜に外出なんでもってのほかです

当然、バイトも禁止

親に頼んだところで「そんなくだらないことしてないで勉強しなさい!!」と怒られるだけでした

 

高校二年生の時にチャンスが訪れました

友達に、プロからダンスを教わって、ステージで発表するというイベントがあるから一緒にやらないか?と誘われたんです

こんな機会もう二度とないと思い、親に懇願して参加させてもらいました

無料だったので、しぶしぶオッケーしてくれました

年に1回のイベントでしたが、2回ほど参加できました

 

プロのレッスンは月に一回で、朝から夜まで一日中踊っていました

その日だけでは全部教えてもらえないので、先生が踊ったのをビデオカメラで撮影し、それをみて、各自が振り付けを覚えという感じでした

次のレッスンまでには、覚えているだけじゃなくて魅せるものにしなければならないので、毎日毎日、自分の部屋で、窓に映る姿を見ながら練習していました

狭い6畳の部屋ですし、二階だったのでしょっちゅう「どたばたするな!!」と怒られていました

それでも、ものすごく楽しかったのを覚えています

朝から晩まで、頭の中はダンスのことだけ

暇さえあれば体を動かしている、ちょっと気持ち悪いやつでした

自分はそれまで何をやっても長続きせず、夢中になれることがありませんでした

僕にとって「ダンス」は初めて熱中し、時間を忘れるほどできることでした

この時に、努力ってできるものなんだなって実感しました

これは僕にとって唯一と言っていいほどの成功体験だと思います

 

しかし、同時にこれが挫折体験でもあります

僕は、このイベントに参加したあとダンススクールに行きたいともう一度親に言いましたが、やっぱりダメでした

「ダンススタイル」という雑誌を立ち読みしたりして、部屋で練習するという日々でした

これが、なかなかおもしろくないんです

新しい振りは覚えられないし、良し悪しを見てくれる人もアドバイスをくれる人も、切磋琢磨できる仲間も居ないし、なかなか上達できない

「お前のやる気はそんなものだったんだよ」といつか親に言われました

僕は「そっか、俺のやる気はこんなもんだったのか」と僕のやりたいことはきっとダンスじゃないんだな、と納得することにしました

 

かくして僕は「俺のやりたいことは建築だな」と新たに見つけた「やりたいこと」を胸に、大学進学します

大学ではダンスサークルに入ってみましたが、僕はLockingがやりたいのに仲間がいない

練習もあんまりなくて、ノリも合わない

気がついたら幽霊部員になっていました

 

それからダンスをやっていません

 

僕は自分のやりたかったことを実現させることができませんでした

途中で挑戦を諦めてしまいました

その経験が、僕の中で「やりたいこと」は「実現できないこと」にすり替わってしまったんです

 

ブログをやることで、自分と向き合えた

 

ブログを始めて、自分のやりたいことってなんだろう?って改めて考えていくうちに、自分の心の奥底にあるものをみつけてしまいました

 

ダンスを辞めてから今日まで、あの熱量でやれるやりたいことを探し続けているように思います

でも、いつもやっぱり長続きしませんし、これじゃなかったんだな、と諦めてしまいます

自分をごまかしながら、ここまで来てしまった事に気がついたんです

本当はずっと気がついていたのかもしれません

気が付かないようにしてきただけなのかもしれません 

 

本当はずっとダンスがやりたいと思っているのに、見ないふりをしてきたんだと思います

 

沖縄といえば、僕にとってダンスの聖地ですから、何度もダンススクールに行こうと思いました

けれど、行動できませんでした

ロッキンじゃないから、大人のスクールじゃないから、こんな歳じゃ恥ずかしいから、色んな言い訳を並べては、行動することから逃げていました

 

きれいな思い出のまま、残しておきたかったのかもしれません

もう一度挫折するのが怖かったのかもしれません

 

あの時誘ってくれた彼は、プロのダンサーになりました

子どもと一緒に踊りたいという夢を叶え、各地でインストラクターをやっています

そうやって夢を叶えた彼と、夢を叶えられなかった僕

きっとそれが惨めすぎて、今から始めて、あの頃からずっと追い続け、きっともう追いつくことのできない彼の背中と向き合わなければいけないことから逃げているのかもしれません

 

ブログを始めなければ、このことに気がつけなかったと思います

ブログを書くってアウトプットじゃないですか

僕の中身なんてたかが知れているから、必死で自分の中を引っ掻き回してなにか僕に書けるものはないかって探している内に、大事にしまってきた劣等感のような挫折感のような萎びた思い出の箱をあけてしまったようです

 

まとめ:やりたいことを実現したい

 

今までやろうと決めて挑戦しても、いつも途中で諦めて投げ出して逃げていました

やればそれで良かったんです

やりきることは僕にとって重要じゃなかった

 

行動することが大事ってよくいいますよね

行動だけしてもダメなんです

目標を達成しないと、成果を出さないと、その行動は行動した事にならないんです

 

いつまでも、10代の青臭い若造のつもりでいてもしょうがないので、そろそろ僕は、ちゃんとしないといけない気がします

チャレンジだけで許される年齢はもうとっくに終わっています

 

今からダンスで結果を出そうとは思いません

というか、こうやって「自分はダンスがやりたかったのに、やらなかったんだな」と自分自身で認めたら、少しだけスッキリしました

 

せっかくだから、35歳までには趣味としてまた始めようと思います

 

僕は、今やりたいことの一つである「エンジニアになる」ということをちゃんと実現します

 

ようやく、あの挫折体験から立ち直った気分です

挫折と呼んでいいのかわかりませんが、ああいう些細なことを一杯積み上げてきた結果、結局何もできない人間になったのは確かです

 

ブログを始めて、僕は僕が抱えていた本当の気持ちと向き合うことができました

その上で、僕が今まで何をやってもダメだった理由もわかりました

僕は挑戦することにばかり捕われていたし、環境を整えなければ何もできないと思い込んでいたのだということに気が付きました

ブログを始めなければ、気が付きませんでした

 

ブログ始めてよかったなぁ(笑)

 

以上、ブログを始めたら、時分のほんとうの気持ちがわかった話、でした

 

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