「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子さん死去
200万部を超えるベストセラーになった「置かれた場所で咲きなさい」の著者として知られる、岡山市の学校法人の理事長、渡辺和子さんが30日、亡くなりました。89歳でした。
渡辺さんは北海道の出身で、岡山市のノートルダム清心女子大学の学長やノートルダム清心学園の理事長として、人間の尊さや他人を理解することの大切さを教えながら、50年以上にわたって教育の振興に力を尽くしました。
さらに、女性の大学進学率の向上や、経済的に恵まれない高校生の支援にも取り組みました。
4年前に出版された渡辺さんの著書「置かれた場所で咲きなさい」は、生きていくうえで指針となるわかりやすい言葉の数々が多くの人の共感を呼び、200万部を超えるベストセラーとなりました。
ことしの5月には教育の分野で顕著な功績を挙げたとして、旭日中綬章を受章しています。
渡辺さんは、昭和11年に起きた二・ニ六事件で、陸軍の教育総監だった父親の錠太郎氏を目の前で殺害される経験をしたことでも知られています。
さらに、女性の大学進学率の向上や、経済的に恵まれない高校生の支援にも取り組みました。
4年前に出版された渡辺さんの著書「置かれた場所で咲きなさい」は、生きていくうえで指針となるわかりやすい言葉の数々が多くの人の共感を呼び、200万部を超えるベストセラーとなりました。
ことしの5月には教育の分野で顕著な功績を挙げたとして、旭日中綬章を受章しています。
渡辺さんは、昭和11年に起きた二・ニ六事件で、陸軍の教育総監だった父親の錠太郎氏を目の前で殺害される経験をしたことでも知られています。