新高額紙幣への交換期限でも現金不足 インド経済に影響
インドでは、高額紙幣が突然廃止されてから2か月近くがたち、30日は廃止された旧紙幣を新紙幣に交換できる期限でしたが、新紙幣が足りず、手元の現金が不足している人が消費を控える状態が続き、経済への影響が広がっています。
インド政府は先月8日、脱税の対策などとして、2種類の高額紙幣を翌日から廃止すると突然発表し、新しい高額紙幣と交換するよう求めました。
インドの中央銀行に当たるインド準備銀行は、旧紙幣はいったん銀行口座に預け入れるなどの方法で多くが回収できたとしていますが、新紙幣の発行が追いつかず、手持ちの現金が不足している人が大勢います。
30日は旧紙幣を新紙幣に交換できる期限でしたが、各地の銀行には旧紙幣を口座に預け入れたり交換しようとしたりする人たちが長い列を作るなど、2か月近くたっても混乱が続いています。
首都ニューデリーの銀行で順番待ちをしていた男性は「高齢で病気を抱えているのに長時間並ばなくてはならず、状況は全く改善されていない」と話していました。
消費者の間には手元の現金が不足し、買い物を手控える動きが広がっていて、小売業や自動車産業、農業などでも売り上げが減少し、経済への影響が広がっています。
モディ首相は年末までには混乱を収拾すると話してきただけに、国民や議会の野党からの批判が強まっています。
インドの中央銀行に当たるインド準備銀行は、旧紙幣はいったん銀行口座に預け入れるなどの方法で多くが回収できたとしていますが、新紙幣の発行が追いつかず、手持ちの現金が不足している人が大勢います。
30日は旧紙幣を新紙幣に交換できる期限でしたが、各地の銀行には旧紙幣を口座に預け入れたり交換しようとしたりする人たちが長い列を作るなど、2か月近くたっても混乱が続いています。
首都ニューデリーの銀行で順番待ちをしていた男性は「高齢で病気を抱えているのに長時間並ばなくてはならず、状況は全く改善されていない」と話していました。
消費者の間には手元の現金が不足し、買い物を手控える動きが広がっていて、小売業や自動車産業、農業などでも売り上げが減少し、経済への影響が広がっています。
モディ首相は年末までには混乱を収拾すると話してきただけに、国民や議会の野党からの批判が強まっています。