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ニュース詳細

配信日時:2009年8月20日 00時00分

Wii

戦略性の高さがウリのカードゲーム『ひらめきカードバトル メクルカ』

 トムクリエイトから7月14日に配信されたWiiウェア『ひらめきカードバトル メクルカ(以下、メクルカ)』。このゲーム、某有名RPGの発売直後の配信ということもあって、ご存じない方も多いのでは? ちなみに、ジャンルは“神経衰弱風カードバトル”。わかるようでイマイチよくわからないジャンル名ですが、誰もが知る『神経衰弱』という言葉とは裏腹に、実はかなり熱い戦略性を持つ白熱の対戦型カードゲームなんです。今回は本作の魅力をイチゲーマーとしての視点から伝えていく……というかWi-Fiでもっと対戦相手がほしいんです!



■あえて言おう! 『神経衰弱』+『マジック:ザ・ギャザリング』であると!
 本作のシステムを簡単に説明すると、基本は2人で対戦する神経衰弱。つまりお互いに裏向きに並べられたカードをめくり合い、同じ絵柄のカードがそろえばそのカードをゲットできる、という単純なゲームをベースにしています。普通の神経衰弱と異なる点は以下の通り。
(1)めくったカードは基本的に表向きのまま(最近、記憶力の低下に悩む方にも安心!)
(2)そろえるカードは2枚とは限らず、カードごとに設定された枚数をそろえなければならない
(3)ゲットしたカード枚数ではなく、そのカードの効果を使って対戦相手のライフをゼロにすれば勝ち!
 かなり大まかに言うとこんな感じです。ええ、よくわかりませんね。そういった方のために、公式サイトにものすごくわかりやすいチュートリアル動画があるので見てください。ええ、見てください。公式サイトって、本当に、わかりやすいですよねー。ちなみに、こちらの紹介記事でも簡単にモード紹介などをしていますので、チェックしてみてください。

 さて、これで(主に公式サイトの情報で)システムは理解できたと思うので、ここから本作の魅力=戦略性の高さと、それによって生まれる対戦のおもしろさを紹介したいと思います。
 皆さん、『マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)』というTCG(トレーディングカードゲーム)はご存知でしょうか? TCGの元祖にして、今なお世界中で多くの人に愛されている、非常に戦略性の高いカードゲームです。この一見まったく関係ないように思える『メクルカ』も、実は『MTG』と同じく戦略的対戦カードゲームなんです!
■戦略その1! カードの組み合わせが大事!
 『神経衰弱』といえば、各人の記憶力を競うゲームですが、この『メクルカ』は記憶力はほぼ問われません。前述のように、めくったカードは表向きのままなので、そもそも覚える必要がないのです。「それじゃ完全に運まかせだろ!」と思われるかもしれませんが、ある意味その通り! このカードをめくる行為自体はTCGで言うところの“カードの引き”に当たる部分なので、ある程度運まかせなのは仕方ありません。序盤(特に1~5手目)に関していえば、それこそ当てずっぽうにめくっていくことに……。
 そうしてカードをめくっていくと、同じカードをそろえてペアを作ったりして手持ちのカードがたまるはず。お互いの手持ちのカードがそろってからが『メクルカ』の本番ですよ!
 『メクルカ』のカードによって引き起こされる効果は、大別すると下記の3種類になります。
(1)魔法で直接ダメージを与える/ダメージを回復する
(2)モンスターを召喚する
(3)その他特殊な効果
 (1)は読んでそのまま、敵に直接ダメージを与えたり、自分のライフを回復したりする効果。“対象に3ダメージ与える”や“自分のライフを5回復”のようなものはもちろん、“自分と相手の手持ちのカード枚数分ダメージ”といったちょっと特殊なものや、“ランダムでどちらかのプレイヤーに3ダメージ”のようにランダム要素のあるカードもあります。
 (2)はTCGで遊んだことがない方にはちょっとイメージしにくいかもしれないですが、魔法でモンスターを召喚し、空きマス(めくって、カードがゲットされた後の空き地)に配置して相手プレイヤーを攻撃させることができます。モンスターは基本的に隣接したプレイヤーしか攻撃できず、召喚したターンは睡眠状態のため攻撃ができない。しかし、攻撃魔法と違い破壊されるまで場に残り続けるため、強力な攻撃の柱になります。このモンスターがいろいろと重要なのですが、その話はまた後ほど。
 (3)は本当に多種多様で、“相手のストック(ゲットした手札)を捨てさせる”といった嫌がらせの効果や、“モンスター2体の位置を入れ換える”といった効果などさまざまなものが用意されています。

 これらのカードを使って戦うのが『メクルカ』の基本! もちろん、カードを単体で使って戦うのもアリですけれど、これらのカードを組み合わせることにより“コンボ”を生み出すことが可能です。
 例えば、モンスターは召喚されたターンには“睡眠状態”になっているため攻撃ができません。でも、カード『絶望からの救済』の効果“自分の全モンスターの状態異常を解除”を組み合わせることで、すぐに攻撃させることが可能に! 通常であれば、相手プレイヤーはモンスターに隣接しないように逃げ回るけれど、これで逃げ出す前に確実にダメージを与えることができます。

 このように各カードを効果的に組み合わせて敵を追いつめていく……。これが単なる『神経衰弱』にとどまらない『メクルカ』のカードバトルのおもしろさなんです!
■戦略その2! ただめくっているだけじゃダメ! モンスターの栄光の花道を作る!
 とはいっても、めくったカード(魔法)を単純に撃ち合うだけでは、カードを山札から引くか『神経衰弱』でゲットするかの違いだけで、TCGのまねごとに過ぎません。『メクルカ』のもう一つの魅力は“モンスター移動”の戦略性の高さにあります。
 先ほど、モンスターは隣接したプレイヤーしか攻撃できず、召喚したターンは攻撃できないと説明しました。もちろん、前述のようなカードの組み合わせによって、召喚していきなり攻撃することもできるけれど、それはあくまでも例外。基本的には、モンスターは相手プレイヤーが近くに寄ってくるのを待っているだけ。ただ、そんなモンスターも移動させることによって、アクティブに攻めることができるようになります。
 ただし、モンスターが移動するには条件があって、モンスターのいるマスとカードをめくった後の空きマスが隣接していなければ移動ができません。つまり、空きマスの上しかモンスターは移動ができないのです。もちろん、移動した先に相手プレイヤーが隣接していれば、しっかりと攻撃することができますよ!(例外として、空いているマスを自由に行き来できる飛行モンスターもいます。)
 このモンスター移動のミソは、“空地が続いている限りにおいては移動ができる”という部分。プレイヤーは手持ちのカードを効率的に集めるためにカードをめくっていくのはもちろんだけど、それと同時にモンスターの動向(自分とモンスターの間に空きマスが続いているか)も確認しながらめくらないとダメ! 逆に言えば、手持ちの強力なモンスターをいかに相手プレイヤーの元にたどり着かせるかを考えて、場合によっては必要ないカードを拾ってまでモンスターを導いて行くという戦略も必要になります。これが結構頭を使うんですよ……。悩んでいるうちに、相手にいいカードを取られちゃったりして! この駆け引きも楽しいですよ!

■だから対戦が熱い! Wi-Fiでランキングトップを目指せ!
 カードのコンボとモンスターの使い道、この2点の要素で『メクルカ』がいかに戦略的に奥深い対戦ゲームであるかが実感できましたか!? ぜひ、対人戦で白熱のバトルを体感してみてください。序盤の読み合いから中盤の戦端を築くステップ、そして高コストの魔法の撃ち合いによる終盤の手に汗握る展開は、最後まで気が抜けない熱いバトルが楽しめることウケアイ! 圧倒的な窮地から、運の良さも手伝って高コストカードをめくりまくり、一気に逆転した時の快感は筆舌に尽くしがたいものがあります!
 本作はWi-Fiに対応しているので、対戦する相手が近くにいなくてもお手軽に対戦相手を探すことができるし、ランキング上位を目指して対戦しまくるのもおもしろい! まだまだWi-Fi上での対戦相手が少ないので、ぜひ皆さんも『メクルカ』をプレイしてみてください!
(C)TOM CREATE 2009

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