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石川大しめ縄替え 気持ち新た 白山さん
年の瀬も押し迫った二十九日、白山市三宮町の白山比め神社で大しめ縄の張り替えがあった。氏子青年会や同会のOBでつくる「あしめる会」の会員らが、青さが残る巨大なしめ縄を拝殿前に張った。 大しめ縄は長さ六メートル、最大径七十五センチ、重さ三百キロで神社によると県内最大。十一月初旬ごろから青年会員らがしめ縄の外側に巻くこもを編み、今月二十三日に稲わらを包み仕上げた。 この日の作業には両会の会員とバイトの高校生ら約三十人が参加。平成に入ってから同神社のすべてのしめ縄の製作、張り替えを監督してきた高畠博信さん(69)の指導で、古いしめ縄を下ろし、新しいしめ縄を取り付けた。青年会員がわら製の房のような「さがり」、神職が紙垂(しで)を取り付けて完成させた。高畠さんは「しめ縄の両端が少し上がり、かしわ手を打つ時、いっぱいに開いた両手のような形をしているのが良い」と作業を見守った。 同神社のしめ縄の張り替えは「二重に苦をはらう」という意味を込め、毎年、二十九日に実施。しめ縄は雲、さがりは雨、紙垂は雷を意味し、天上の神域を示すという。青年会の表賢吾会長(42)は「真新しいしめ縄を見ると、新年を迎える気持ちになれる」と話した。 張り替えに先立ち、神社の清掃完了を告げる「煤払(すすはらい)祭」があった。 (松本芳孝) 白山比め神社の「め」は口へんに羊 PR情報
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