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貿易収支2か月連続黒字額減少
12月28日 09時37分
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名古屋税関管内の11月の貿易収支は北米向けの自動車の輸出が減ったことなどから2か月連続で黒字額が減少しました。
名古屋税関によりますと、愛知・岐阜・三重に静岡と長野を合わせた管内の11月の輸出額は1兆4374億円で前の年の同じ月より5%下回りました。
これは、北米向けの自動車の輸出が減少したことや北米の大手航空機メーカーが航空部品メーカーに対し値下げを求めたため輸出額が下がったことなどが要因です。
一方、輸入額は原油価格の下落やLNG・液化天然ガスの値下がりにより、9.2%少ない6929億円でとなりました。
この結果、輸出額から輸入額を差し引いた11月の貿易収支は7445億円の黒字で、前の年の同じ月より0.7%減り、黒字額は2か月連続で減少しました。
名古屋税関は、「これまで原油安で北米では大型車の人気があり、この地域で生産するセダンタイプの車の需要が低迷したことが影響した。一方で原油価格は、今後上昇する可能性があり、影響を注視する必要がある」と話しています。
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