こんちは、40男子です。
今年はドラクエ30周年ですね。ファンお待ちかねのドラクエ11は30周年中に発売したいという事なのであと半年も待てばドラクエ11を遊ぶ事ができそうですね。
画像出典:NHKドラゴンクエスト30thそして新たな伝説へ
そのドラクエ11の開発現場やシリーズを通しての制作秘話を取材した「ドラゴンクエスト30thそして新たな伝説へ」が先日NHKにて放送されました。
このエントリーでは番組の視聴感想を兼ねながら私のドラクエ愛を好き勝手に綴っていきます。
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ドラクエ30周年イベント
今年はドラクエにまつわる多くのイベントが開催されました。幕張で開催されたリアル脱出ゲームとのコラボ、歴代の勇者が集った舞台ドラクエライブスぺクタル、それとドラクエの世界を絵画やジオラマで再現したドラクエミュージアムは2017.1.9まで大阪で公開中です。
その他数多く開催されているドラクエ30周年イベントの全貌はドラゴンクエスト誕生30周年記念ポータルサイト | SQUARE ENIXはこちらの公式サイトでご確認くださいね。
リアル脱出ゲーム
我が家はリアル脱出ゲームとライブスぺクタルツアーに参加してきました。リアル脱出ゲームは残念ながら竜王は倒せませんでしたが、謎解きはドラクエに沿ったものが多かったですね。
遊び人が賢者にクラスチェンジしたり、太陽の石の入手場所が幕張メッセの屋外にあったりツボの中に空っぽだったというテキストが貼ってあったりして原作を遊んだ人がニヤッとしてしまう謎解きが数多くありファンとしては満足のいくものでした。
最後の竜王との戦いはちょっと難しくて時間制限もあるので残念ながら突破できませんでした。
有料で再挑戦もできたのですが子供たちが長時間の冒険で疲れてしまったのと、お財布的にも厳しかった為、あきらめて帰りましたww
ライブスぺクタルツアー
ライブスぺクタルツアーはドラクエ3の世界をベースにした舞台版のドラゴンクエストでしたがこちらもなかなかの出来でした。個人的には中川祥子さんの演じるアリーナをリアルで見れたことが一番の感激でした。
しかし中川祥子さん扮するアリーナは姫様でありながら武道家の役柄なのでもう少し動きにキレがあったらもっと良かったのですが彼女としては限界まで頑張っていてくれたかなとも思います。
会場には数多くのギミックも用意されていてドラクエを知らずとも楽しめるような作りとなっていました。舞台上が横に長すぎるので、舞台端にいつのまにか竜の女王がいたり、ギミックが死角になって見えないシーンがあったりと問題点もありましたが個人的には満足のいくものでした。
もし続編の舞台がつくられるのであればまた観劇に行きたいなと思っています。
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番組感想
先日放送された番組では司会の山田孝之さんがドラクエシリーズの生みの親堀井雄二さんにインタビューをしながらシリーズ作成を振り返っていくという構成でした。
流れとしては堀井さんが番組に寄せられたファンからの返答をメインにキャラクターデザインの鳥山明先生やプログラマー中村光一さん、プロデューサーの千田幸信さん、作曲を担当したすぎやまこういち先生それぞれがドラクエ愛や開発秘話を語ってくれます。
鳥山明
画像出典:NHKドラゴンクエスト30thそして新たな伝説へ
番組には鳥山先生は出演していませんでしたが面白い話をたくさん聞くことができました。キャラクターデザインはイメージイラストでなく実際に動かした時の事を考えてデザインしているとの事でした。
見た目の格好よさだけでなくゲームの中で動かした時にどうなのか、勇者にフードを付けてほしいという開発の要望に対し「フードを付けたら剣の位置が背中ではなく腰になって勇者らしさが失われる」といった意見、こだわりはさすがだなと思います。
鳥山先生は漫画で機械などをデザインするときも見える所だけでなく見えてない部分もデザインしているという聞きますし、ドラゴンボールで流れるような戦闘を描写していた経験がこういう所にも活きているのかなと新しい発見にうれしくなりました。
鳥山先生の作成参加秘話が特に面白くてこれには当時鳥山先生の担当編集だった鳥嶋和彦さんが絡んでいました。当時から堀井さんと親交のあった鳥嶋さんが堀井さんが世界一のゲームを作成すると聞きつけジャンプでその作成を追いたいと話していたそうです。
鳥嶋さんはジャンプでゲームの作成を追うのであればジャンプの編集部を取り込まなければいけない、その為に鳥山先生にドラクエのキャラデザインをさせる事でドラクエとジャンプの接点を築いたと語っていました。
この戦略がすごいなと、鳥肌ものでした。数多のヒット漫画家を育て上げたその手腕は恐るべしといったところです。
中村光一とすぎやまこういち
私が最もドラクエプレイをしていた時は小学生~高校生くらいだったのですぎやまこういち先生がどういう人なのかはよく分かっていなかったですね。ただドラクエ1と3の戦闘シーンの音楽は印象的で今、聞いても名曲だと思います。
番組中でもすぎやま先生は大衆音楽は最初のインパクトでお客の心を掴む必要があるがゲームの音楽は何度聞いても擦り減らない飽きのこない音楽にする必要がある、すると必然的にクラッシック音楽になるとおっしゃってました。
そういう事だったのかと、そういえば私はクラッシック音楽って聞いたことないと思っていましたがドラクエの音楽がクラッシックだったのですね(笑)
プログラマーの中村光一さんは当初、すぎやま先生がドラクエの音楽を担当する事にすごい反対していたそうです。「ゲームを知らない人がゲーム音楽をつくれるはずがない」「作った音楽がダメでも相手が大先生では意見する事が出来ないのではないか?」といった懸念を抱いていたとの事です。
こういったエピソードは人間らしいというかそれこそドラクエっぽいエピソードですよね。プロデューサーの千田さんは中村さんとすぎやま先生を会わせる事に成功し、結果すぎやま先生のゲーム愛が中村さんに伝わりすぎやま先生も開発に参加する事が出来たそうです。
それにしてもドラクエのあのオープニング音楽はたったの5分で作曲されたそうです、天才すぎるだろ…
千田幸信
驚く事に当時世界中でヒットした楽曲「We are the worid」にインスピレーションを受けたと語っていました。あの曲はヒットさせる事を前提につくられた曲という事作成に関わったスタッフは皆、売れないという事は考えていなかったそうです。
その光景に衝撃を受けた千田さんは世界一のゲームを作成すると宣言したそうです。
有言実行って結構難しいというか、達成するかどうかはともかく言葉に出すという事自体が凄いことじゃないですか。
言わなければやらなくても良いみたいなトコってあって私も目標なんかを宣言するのは苦手なんですよね、その分頑張らなきゃいけないとかネガティブに考えちゃって。
世界一のゲームを作るって宣言した事でよりよい作品が完成したんですよね。私もそういう姿勢は見習わないといけないですね。
堀井雄二
画像出典:NHKドラゴンクエスト30thそして新たな伝説へ
ユーザー目線でつくるという点に強いこだわりを持っていましたね。
番組でダンジョンらしき場面での打ち合わせ風景があったのですが、行くべきルートをみせる事でプレイヤーを迷わせないようにしてほしいと開発に要望を出していました。
確かにドラクエのダンジョンでは宝箱が上手く配置されていてあの宝箱をとるためにはあの階段に向かう必要があるなとか、あそこに行ければあの部屋にたどり着けるとかダンジョンの見せ方が上手かったですよね。
あれがプレイヤー視線で作るって事なんですね。
インタビューでは「プレイヤーがゲームを作る側に回ると難しくする事に固執してしまう。」という感じの事を話してました。確かにマリオメーカーでステージ作るときっていかに難しくするかみたいな事ばかり考えていた気がする。
こういう堀井さんの優しさがドラクエが皆に愛され続ける理由のひとつなんでしょうね。
画像出典:NHKドラゴンクエスト30thそして新たな伝説へ
まとめ
こういう開発秘話、作成裏話って本当に面白くて知らなかったことがいっぱい聞けて本当に面白い番組でした。中でも一番驚いたのは、鳥嶋さんが絡んでいたという事ですね。
私は小4のころからジャンプを読んでいて、そういえば唐突に袋とじでファミコン神拳なるものが始まってドラクエが特集されてってあれは鳥嶋さんの仕掛けだったのかって。
私はドラクエで人生を豊かにしてもらったんですよ。小学校時代、ドラクエから始まった友情がたくさんあってドラクエをきっかけに今まで交流のなかった友達の家に行き来するようになったりゲーム以外でも遊ぶようになったりと良い思い出です。
そのドラクエの最新作ドラクエ11は2017年発売予定との事で発売を心待ちにしております。
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