12月27日 12時30分
年の瀬を迎え、三重県鳥羽市の水族館でペンギンを飼育する水槽の1年の汚れを落とそうと、大掃除が行われました。
鳥羽水族館では生き物たちにきれいな水槽で新しい年を迎えてもらおうと、この時期に大掃除を行っていて、27日朝は58羽のフンボルトペンギンがいる水槽を掃除しました。
飼育員たちは1羽ずつ体重を測ったあと、10トンの水を抜いて、デッキブラシで水槽の底をこすったり、ガラスをスポンジで磨いたりしていました。
水のなくなった水槽に残されたペンギンたちは落ち着かない様子で、慌てて水槽の壁を登ろうとして滑り落ちているものもいました。
屋根のない水槽の上には鳥インフルエンザへの対策から野鳥が入らないよう網が張られていて、ペンギンが館内を散歩する人気のショーも中止されています。
飼育員の室葉津季さんは「ペンギンを間近で見てもらえないのが残念ですが来年はとり年なので収束したあとはペンギンの活躍する姿を見てほしい」と話していました。
奈良県から訪れた42歳の男性は「珍しいものが見られてよかったです。帰ったら家の大掃除もしたいと思います」と話していました。
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