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ウィッツの廃止方針を国に報告

12月27日 10時01分

ウィッツの廃止方針を国に報告

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国の特区制度を使って三重県伊賀市が誘致した株式会社の高校で不適切な運営が発覚した問題を受けて、伊賀市長が26日文部科学省を訪れ、高校を廃止した上で新たに鹿児島県の神村学園の高校の分校を設置する方針を伝えました。
ウィッツ青山学園高校は伊賀市が国の構造改革特区を利用して誘致した株式会社が運営する学校で、生徒をテーマパークに連れて行き、数学の授業を履修したことにするなど、不適切な運営が明らかになっています。
この問題を巡って国から改善を求められたことを受けて、伊賀市の岡本市長が、26日、文部科学省で義家副大臣と会談し、運営会社からの届け出を受けた上で、ウィッツ青山学園高校を今年度で廃止する方針を報告しました。
その上で、来年度からは同じ場所に鹿児島県の学校法人、神村学園の高校の分校を開校させ、生徒は新しい学校で受け入れることもあわせて伝えました。
これに対し、義家副大臣は「生徒の引継ぎなどについても学校間に委ねることなく、市長がリーダーシップを取ってもらいたい」と要請しました。
岡本市長は記者団に対し、「新しい学校も市が責任を持って監督していく。学校の移行がスムーズに行われるよう、これからの動向をしっかり見ていきたい」と話していました。

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