年末なので、今年一年頑張ってくれた眼鏡を磨いてあげようと思います。眼鏡も大掃除です!ピカピカなのは気持ちがいいし、なにより見栄えも良い。
そしてこだわりのものを手入れするのもまた楽しい時間です。
先日の「買ってよかったもの」の中で紹介した“ガチでピッカピカ奴”こと光陽社のプラスチックコンパウンドを使ったメンテナンス方法を紹介します。
せっかくなので今回は分解してサンドペーパーをかけてコンパウンド仕上げのフルコースでやって行きましょう。
最初に注意点
今回のエントリはプラスチックフレームのメンテナンスになります。それ以外の素材では破損などの不測の事態も考えられます。特に高価な眼鏡や特殊なフレームなどは専門店でのメンテナンスをお勧めします。実施については自己責任でお願いいたします。
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メガネフレームは白く曇ってくる
まずは磨く前の写真をご覧ください。
全体的にくすんでツヤが失われて来た感じですね。そしてところどころ白く汚れてしまっています。こうなるとクロスで拭いても取れません。
白くなってしまう原因は整髪料や皮脂が付着してしまうことが原因だそうです。白いの付いちゃってませんか?コレ自分でピッカピカに出来ます!
まず眼鏡は毎日使うものなので汚れてくるのも当たり前です。なので定期的にメンテナンスしたいですね。※基本的には毎日こまめに拭いてやると長持ちします。
手順はこんな感じになります。
- ツルを外して分解
- 耐水ペーパーで磨く
- コンパウンドで仕上げる
順を追って説明して行きます。
ぼくの眼鏡はこれ
アメリカのSHURONというメーカーの眼鏡です。マルコムXがかけてたあのメガネもここのやつなんですって。150年以上の歴史があり、アメリカでは有名なブランドですね。そして値段も手頃なのが嬉しい。そういう意味でも気軽に使えるやつ。デザインもかっこいいものが多いので気になる方はチェックしてみて下さい。フレームだけネットで買って近所の眼鏡屋さんでレンズ入れてもらいました。
もう使い始めて3年くらいになりますが、一度も壊れず造りもしっかりしております。
なのでなおさら大事にして長く使いたいんですよね。
ではさっそくやって行きましょう。
ツルを外して分解
精密ドライバー一本で外せます。普段ネジが緩んで来たときに締め直すのにも必要なのであると便利です。100均とかで売ってるやつとかでも全然良いと思います。
ちっこいネジ無くさないようにして下さいね!
こんな感じで分解できました。
耐水ペーパーで磨く
今回は1000番手→2000番手の2種類の耐水ペーパーを使用しました。(写真の600番手は使いませんでした)
耐水ペーパーとは紙ヤスリなんですけども、耐水という名の通り、水をつけながら磨きます。そうする事で摩擦熱を防ぐ事ができます。メガネフレームは熱に弱いので。そしてヤスリがけの際のカスが舞うのを防ぐことができます。
で番手と呼ばれるのがヤスリの目の粗さです。番号が大きいほど細かくなります。
今回は2種類使って磨きます。カットすると作業しやすいです。
それでは1000番手→2000番手の順に全体に満遍なくやすりをかけます。
ペーパーに水を少量つけて磨いていきます。フレームの細い部分はペーパーを折りたたむと作業しやすいです。レンズをヤスリがけしないように注意してください。机が汚れるのでティッシュなどを敷くといいと思います。
そうするとこんな感じになります。
細かいキズができて全体的に白っぽくなりますがこれで大丈夫です。
ポイントは均一に研磨するという点。
かけ残しがあるとムラになりやすいです。力一杯やる必要もありません。
優しく丁寧にやってくださいね。
コンパウンドで仕上げる
ここでようやくピッカピカ奴です。これで先ほどできた細かいキズを消していくイメージ。
プラスチック専用のクロスもあるのですが、キッチンペーパーなどで良いでしょう。コンパウンドが付いてしまうし後片付けも楽。
綿棒で少量取ってフレーム本体にうすく伸ばしながら磨いて行きます。
先ほどの耐水ペーパーをかけて出来た細かな傷を取って行く作業なので、ここでもあまり力は要りません。時間をかけて丁寧にやって行きます。
で大体30分くらいかかるかと思います。
磨き終えたのがコチラです!
ツヤッツヤですね!大成功です!
あとは水洗いしてクロスでよく拭いて終了です!
ペーパーがけとかめんどくさいわーという方はコンパウンドだけでもある程度キレイになりますが、キレイになるかはフレームのダメージによりますので色々試してみると良いかと思います。
【注意】レンズ面は磨かないようにしてください。
レンズ面にはコーティングがされていますので、ヤスリがけはもちろんのことコンパウンドも使用しないでください。キズが付く恐れがあります。
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今回はプラスチックのフレームだったのでプラスチック用のコンパウンドを使いました。セルロイドやアセテートといった素材から作られているメガネフレームもあります。こちらはとても熱に弱い性質を持っていますので、取り扱いには十分注意が必要。
これらのメガネには専用のクリームがありますので、少々お高めですがこっちを使うと良いでしょう。
自分で手入れする事で愛着が湧く
いちいちメガネを分解して磨くなんていうことはあまりやっている方はいないかもしれません。もっとも、専門店にお願いしてプロにメンテナンスしてもらうのが一番良いのは間違いありません。(それなりにお金もかかるけど)
しかし、自分でメンテナンスするのはすごく楽しいんですよね。素材や形をよく観察する事で、作り手のこだわりも感じられますし愛着が湧きます。
高級品でなくてもメンテナンスをしっかり行なえば長持ちします。
たくさんの選択肢から選んだお気に入りの一本。大事にしていきたいものですね。
年末で家の大掃除をされた方は多いと思いますが、メガネ等毎日使うものもこの機会に手入れをしてあげてくださいね!
これでわが家の大掃除は終了です。
ピカピカの眼鏡は気持ちいいですよ!ぜひチャレンジしてみてください!
プラスチック製品なら今回のメンテナンス方法が使えますので、他のものでも試してみてください。
それではみなさん良いお年を!