41 アリ地獄
部屋がウンコの匂いする。いや、ネタじゃなくてマジで。
悲しい世界やで。
そんな感じのおっはー。
9月上旬頃までは定まってくれない気温に対して半袖なのか長袖なのか判断がつかなかったけれど、最近ついに終止符がうたれた。
僕は無事に長袖マンに変身できたのである。
そして長袖どころかヒートネックと毛布も引っ張り出し、そのありがたさに心も身体も震わせている。んほー。
風邪はしっかり防がないとアカンね。季節の変わり目なので気を付けんと。
目次
・ヤケ呑気
・蟻地獄
・コミュ障は踊らない
・やきう
・あー
ヤケ呑気
ホンマに寒くなってきたわ。
さっき階段をあがるとき、軽くランニングみたく上がろうとして、その瞬間にサンダルを階段にひっかけて転びかけますた。
大けがはしなかったが、前のめりになった際に身体を支えようとして左手にダメージが入ってしまった。
指が地味に痛い。こういうので骨折とかあるわけだから、ホンマ怖い。
よくよく考えてみると怪我した場合、駅前の病院のどれにすぐに電話をかけるべきか、チェックしていなかったなぁ。
んで。
まぁ、学校をずっと休んでひきこもって、ひたすら英語をやっております。
時折、漢文にも手を出しているのだが、ううむ……シンドイわぁ。
学校を休んでいるのは完全に賭けのようなものなのだが、どちらにしても学校に行って描ける精神状態じゃないし、休んでまで英語をやっておくのは正解だったな、と思った。
うん。
英語やってて実感してるけど、普通に学校行きながらやってても絶対間に合わなかった。
あえて完全に絵のことは忘れて英語をやっている。
参考書は自分の低レベルに合わせたものを絞っているのだが、特に「大岩のいちばんはじめの英文法 英語長文編」と「英語長文速読トレーニング」が神すぎる。
これに加えて「英語長文 ハイパートレーニング」とセンターの過去問筆記をやり、「英語リスニング センター試験のツボ」にもチョイ手を出している。
以前にも書いたが、僕はファインの日本画科であるため、学科の点数は重視されない。
藝大の偏差値は62~64くらいで表示されているけれど、あれは学科重視である建築科や芸術学科の人らがアホみたいに底上げしているせいだ。
藝大ファインの科の方は完全に実技重視。だから学校にもよるが、美術予備校では作品に「実技偏差値」や判定をつけられたりもする。
実技レベルが神だったらすべて許される世界で、つい10年くらい前まではガチでセンターの点数はほぼ見なかったともいわれる。
現在は昔よりは見るようになったらしいが、それでもせいぜい学科に関しては全国平均の6割前後、最低で5割前後あれば良いのだ。
普通にちゃんと学校に通っていた人間なら、大して勉強しなくても取れるような点数である。だから藝大の人間は結局、ファインの科でも進学校出身が多い。
もともと勉強めっちゃできた奴が、多浪人生活ですべての時間を絵に使い、学力が下がりまくったあたりのラインがちょうど平均の6割~最低限の目安といわれる5割くらいってわけだ。
しかし義務教育を受けていない僕にとってはその点数すら非常に遠い感じだった。
で、今やってておもうのは、最低限の点数、何とか取れるかもしれん。
希望は出てきている。義務教育をろくに受けてないので中学1年生レベルからのスタートだったのだが、2~3月にかなり中学レベルをやった。
4月以降は意識の全てを絵に集中せざるを得ず、ほとんど学科をやることはできていなかったが、毎日電車に乗ってる15分の間に「システム英単語」を読んだり文法書をパラ読みしたりしておいてホンマよかった。
センターは実質長文さえできりゃいいのと、過去問をやって慣れれば良いみたいなところがあるので、点数一気に伸ばせそうな感じ。
まあ一気に伸ばせそうっつっても、元がセンターで一問もわからないっていう論外すぎるレベルだったから、なんだけども。
あー……。はぁ。でもやっぱ気持ちは上下するやね。
うー。あかんわ。
正直、肝心の実技の方も相当キツイし、完全に間に合うとは思ってません。デッサンはともかく、着彩は絶望的に近い。
やはり藝大は1年では無理がありすぎる。
なのにこの一周してゆったりとした感覚は何なのだろうな。
「ヤケな呑気」とでもいおうか。
きっと僕は呑気なのだ。そして呑気な僕とは対照的に、現実はゆっくりと僕に背を向けていっている。
今までなんだかんだで楽天的な面しか見せていなかった現実が、やっと僕に本当の姿を見せつけていく。
僕はその恐怖を通り越してヤケを飛び越えてまだ呑気を続けている。ヤケに呑気。
そんなイメージ。
どんなイメージ?
はぁ。ノリツッコミも冴えてませんわぁ。自分でも何いってるかわかりまへん。
自販機やコンビニに行く時以外はずっと部屋にこもっている。
トイレが傍にある狭い部屋にこもっていると、自分が「食べてウンコしてるだけの機械」だってことが良くわかるやね。
あぁ、我が人生だよ。だから部屋のウンコの匂いが消えへんねや……(涙)。
蟻地獄
さて、最近話題になっているアリさん引っ越し社のブラック問題である。もっと拡散されるべき問題だと思い、記事にすることにした。
ひとりの社内営業マンが、内部のブラック労働の件で裁判を起こしたのである。
アリさんマークの引越社が「まるでVシネ」と話題に 副社長が「何ぬかしとんやコラァ!」と抗議隊を恫喝
動画はこちら
あとこの動画も。
アリさんマークの引越社「追い出し部屋」裁判 名誉毀損の「罪状ペーパー」記者会見
内容については色々あるが、その中でも特に目を引くのが、通称「蟻地獄」。
過剰なブラック労働でミスを誘発させ、「運んだ商品に傷をつけた」と弁償金の形で難癖じみた理由をつけ、会社側が従業員の給料から弁償金の全額を引き、給料が給料になっていないという悪質なシステム。
以下、それについて書かれたリンク。
アリさんマークの引越社経営陣が「弁償金制度」で懲役10年を求刑される可能性
残業代などがないのはもちろんのこと、この意味不明な全額弁償金制度という名目により、会社から借金を背負わされている従業員も多数いるとか(数百万の借金を突きつけられ、会社を辞められない人もいるらしい)。
火のないところに煙は立たない。誇張ではなく事実だろうと思う。
この事件の流れについては詳細を調べればたくさん出てくるが、とにかく現在話題になっていて、僕は自分の居酒屋バイトのことを思い出した。
動画の副社長らのネチネチした声と表情がどこか一致していない恫喝の関西弁、声やしゃべり方にしてもそうだし、この営業マンへの会社ぐるみでのネチネチしたヘイト(彼の顔写真を社内に切り抜きで張って「北朝鮮人は帰れ」と書かれた紙を横につけていたり、シュレッダー業務と称して彼にオレンジ色の目立つ服装を着せてずっと立たせる仕事をやらせたり、朝礼の全従業員の前で社長が解雇通告をマイクで喋って屈辱を味わわせたり)もそうだ。
いやはや、動画を見るだけで、異様さがわかる。動画では、社内の従業員がみんな窓からビデオカメラでその様子を撮っている場面もある。完全に戦闘態勢やね。
引っ越しや運搬、飲食、介護、悪質な販売関連(有名なのは消火器会社など)などはブラックの鉄板業界である。
アリだけがこうして話題になっているけれど、引っ越し会社はどこもだいたいこんなもんだろう。バイト関連の話をネットで見てもわんさか出てくる。体育会系だから、新人バイトへの暴力なども当たり前だ。
ホンマ宗教みたい。僕は以前から何度か書いてきた居酒屋のことを強烈に思い出す。一人への異常なネチネチ具合とか、ホンマそう。ヤクザ宗教みたいなんだよね。
あぁ。
居酒屋について書きたいことがある。以前の記事では省いて書いていなかったのだが、こんなことがあった。
辞める少し前のことだ。攻撃的な28歳のアルバイトリーダー(身長が160センチあるかないかくらいで、顔が28歳には全く見えないくらい子供な感じなのに薄毛予備軍で、清々しいくらい強烈なコンプレックス丸出しな性格だった)と、珍しく会話をしていた場面。
その時、僕は話の流れで、兼業でやっていた新聞屋の話をし、
「新聞屋のほうでは、新人さんには優しく……というか、まあ普通に話して缶コーヒーをおごったりとかしてますね~。僕も新人の時に社員さんからおごってもらったりとかありましたよ」
みたいなことを話した。
別にこちらに敵意丸出しで異様な形の新人イジメをしてくるその居酒屋への当てつけで言ったわけではなかったのだが(正直、なくはなかったけど)、裏で他人への無邪気な陰口ばっかりしているこのアルバイトリーダーは、どうにも変な受け取り方をしたらしい。
翌日だったか2日後くらいだったか、出勤した際、裏口のドアや冷蔵庫に紙が貼られていたのだ。
僕はその紙を見たとき鳥肌が立ち、スマフォで写真を撮ろうかと思ったくらいだった。
全文はさすがに正確には覚えていないが、内容は社員向けのバイトへの指示の仕方だった。そしてその書き方が異様だったのである。
「今時の若者は優しくされたいので、仕事を任せるときは『やれ』ではなく、『任せた!』」
みたいな感じで、ずらずらと文章が並べられていた。
内容は上記のような、わざわざ大人ならわかってるはずで言うまでもないような「他人へのモノの言い方リスト」といった案配で、僕は唖然としたのだが、特に目を引いたのが文章中に頻繁に出てくる、
「今時の若者は優しくされたいので」
という言葉だった。
本当に文章の段落ごとにこの言葉が混ざりまくっているのである。
枕詞かよ、とツッコミを入れたくなるくらい、センテンスごとの冒頭にコイツがいた。
「今時の若者」をスーパースターにしたいんだろうな、と思わせるくらいの強調ぶりだった。
「自分たちのやり方は何ひとつ一切合切間違っていないが、今時の若者は甘ったれだから、こうしなければ仕方ないのだ」というのが、文章からあふれ出ていた。
これらの紙についてはホンマに気持ち悪いというか異様すぎて、鳥肌が立ったのを覚えている。
目を疑う、というのはこのことだと思った。
しかも直後に一部の社員さんの自分に対する態度が不自然に軟化したりして、その突然さには内心で苦笑しか出なかった。
そして冒頭にリンクを置いた今回の事件もそうだ。
いやはや……そうなんよ。ホンマに宗教みたいなんだよ。ズレてるの。ヤクザみたいっていうか。
異様なくらいの一人一人への粘着、プライベートのなさ、自立性の排除、拘束感というか。洗脳による徹底したロボット・奴隷体制なんよね。
しかしこの裁判起こした営業マンの社員さんはすごいやね。なんちゅうメンタルしとるんやろうとも思う。会見など見ても、まさに社会人だ。
僕なら泣き寝入りというか、どうしたらいいかわからず、つぶされてトラウマで自殺ルートで終わっていただろう。実際、この社員さんの前にはそういう人間が大量にいたに違いない。
わからないのは、なぜこんな有能そうな社員さんが引っ越し業界にずっといたのだろう、ということだ。その界隈の営業で関東1位になっていたという話もあるし。
まあ人生いろいろだから突っ込むのも野暮だが……。
しかし30代中盤には見えないくらい若々しいな。ストレスで凄まじい老け顔とかになっててもおかしくないのに。
すげえメンタルだ……見習いたい。これが社会で戦うってことなんやな。
自分は社会のシステムを全くわかっていないので、情けない……。地道に変えていくけどね。
コミュ障は踊らない
先日、あまりにも素晴らしいブログを見つけてしまった。
一部の記事を抜粋したい。
真のコミュ症とは、初対面の人間とは割と話せる、が日を追うごとに気まずくなっていく人間を指す
「産まれと才能 > 努力」だと思う人が、ひと昔前より増えていると感じるし、実際「努力が報われない世の中」になってると思う
一番上の記事、同記事からこのブログを知ったのだが、見事な分析である。
内容がすっげえええわかる。読んでいてうんうんうなずいたり感嘆したりしてしまった。コミュ症がどういうものかについては、この記事で完結してしまっているといってもいいのではないか。
このブログを読んで、僕は自分のブログが幼稚過ぎて恥ずかしくなってしまった。地の知性に差がありすぎるなぁ。
このままずっともう、自分は書くのを辞めて放置でもいいかなぁと思ったくらいだ。
いやぁ、ホンマ良いわ。ファンになっちゃった。
やきう
最近、某野球選手の賭博が発覚した。さすがにまとめサイトに行ってしまった。
関連を調べたり読んだりしていたが、やはり賭博といえば八百長、プロ野球史の八百長といえば黒い霧事件だろう。MLBならブラックソックス事件だ。
ネットニュースを見ていると思わぬ形で榎本喜八の名が出ている記事があったりして、なかなか面白い。
あとは、広島がCS進出を逃した。その試合において、結果的に上の采配により戦犯になってしまった大瀬良が、試合中にベンチで泣き崩れた。
泣くまいとしていたが、悔しさを抑えきれずに決壊して涙があふれていた感じだ。前回の登板試合からのこともあったのだろう。
この号泣についての賛否が凄まじく、勉強の休憩中につい色々まわったりしてしまったのだが、けっこう考えさせられた。色んな意見があった。
人間というのは自分の中に想起させるような体験があれば、それを相手に自己投影して心情を推し測る生き物なので、大瀬良に対するツイッターの反応やサイトの大量の様々なコメントなどは非常に考えさせられた。
他人は難しい。そして世の中は競争である。それをまた実感した。
そうそう、カープといえば東出も現役を引退するそうな。
これまた地味に時の流れを感じるわ。俺の東出のイメージって26歳くらいのままやな……。もう10年経ったのか。
あー
さいきん、またやたらイジメのニュースを良く見かける。
いくつかあるが、これをリンクしてみる。
いじめ4年、19歳の死 「動くサンドバッグや」暴行60回、スマホに凄惨動画
いろいろまた書こうかなとも思ったのだが、逆に言葉はいらないなと思った。
僕が親友に心を開けたのは、彼が共有者だったからだ。
僕は他人に心を開かないのではなく、開けないのだ。とても生き辛いし苦しい。
僕にしても親友にしても、自分が学生時代にイジメられていたことを自分から他人に話すことなど絶対にない。
この部分を本当に共有できる人間というのは、実際、ほとんどいない。だから親友と縁があったことが、僕の人生における最大の幸運といっていい。
ま、この話はこのヘンで。
それにしてもランキングってホントうまいことできてんな。
ブログの循環もかねて累計じゃなくて一週間単位のシステムになっているから、常に更新しないと一気に落ちる。数字も簡単にゼロに近くなる。
いやはや、こりゃ怖いわ。ううむ。
ちなみに書くネタはまだある(さいきん宅内作業にきた兄ちゃんとの会話の話とか、格ゲーの話とか)のだが、時間と気力がちとない。
また英語の勉強せねば……。センター試験で一問もわからないというレベルだった英語が伸びてきたので、それについてもそのうち書きたい。
来週の月曜、もしくは水曜までには必ず学校に復帰するつもりだが、さすがに緊張している。
先生からの突込みや浪人生の視線もあるだろうしなぁ。まあそこらへんはあんま気にしなくていいか。
それよりも自分の絵に対する精神状態。そこを何とかしたいところ。クールになれないと。
時間ができたら近いうち、また更新します。
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