7年ひきこもった男が藝大合格を目指す受験ブログ

20代中盤、社会不安障害患者、元場面緘黙症、中学不登校、通信制高卒の底辺です。人生をやり直すために東京藝術大学を目指しています。

34 アジサイが頭に生えてる金持ち多浪生たち

ただの垂れ流し更新。タイトルに深い意味はないし面白い話でもないです。すまん。


今回は、去年の昼間部にいた一部の子たちについて話したい。言うても僕は10月の中旬から夜間で入ったので、あまり知らないけれども、会話は良く耳にした。
ちなみにみんな見事に金持ちだった。


別に他人の悪口を書くつもりではなく、美術というのは狭い世界なのでこんな感じの人間がいる世界だよーという気持ちで見たこと・思ったことをそのまま書いているのだが、なんでか悪口みたいになってしまうのは悲しい。


あんまり印象の良い生徒がいないんだよな……。先生はとても尊敬できる方ばかりなんだけれども。
去年、すぐに辞めてしまったけどひとつ前の予備校で、好感を持った男の生徒は何人かいたんやけどね。案の定、働きながらやっている人だったな。


泥臭さをちょっとでも持っている人間が少ない世界だから、良い印象を持つ人間が少ないのかもしれない。
特に日本画は裕福な女の子が多いせいか、どうしてもそうなるんだよな。逆に彫刻科はどの予備校も良い雰囲気な気配があり、結構泥臭い感じの子が多そう。


僕は何も良く知らないまま、たまたま日本画を選んだ感じなので、もし下見とかして情報を知っている状態だったら、もしかしたら彫刻科を選んでいたかもしれないなぁ……。彫刻科のデッサン大好きなんだよね。




目次
・フワフワな三浪
・かわいい?
・他には
・オマケ





フワフワな三浪
去年の昼間部に、裕福な家庭の女の子で、三浪のフワフワした感じの女の子がいた。


小柄で、年齢の割にひどく幼い顔つきをしていた。体型も太っているというより丸っこく、鼻筋が全然なかった(調べてみたら、人相占いの類では強烈な他人依存型らしい。納得)。


他人依存で甘えの雰囲気が凄まじく前面に出ていた。
一般的に見ると金持ちの部類(都内に本人曰く「家賃たった20万円の貧乏な実家」があり、昔はバレエなどの様々な習い事もしていたようだった)のようだったが、周りの女の子がガチの金持ちばかりで基準がおかしいせいか、彼女の中の「貧乏」の基準はおかしかった。


偏差値も高いお嬢様高校出身のようだった。しかし実態は小学校だか中学校で受験を受け、そのままエスカレーター式で上がったようだ。
だから勉強は全くできなかったというか、していなかったようで、漢字で「単位」の「位」がわからないレベルのようだった。
絵も三浪とは思えないほどムラがあり、最初僕は「一浪くらいかな」と思ったほどだった。


それでいて自分のことを「劣等生」と自称し、会話で言い訳じみたことばかり言っていた。自分は本気で恵まれていないほうだと感じているようだった。そのくせ、大学だけは藝大・多摩美を目指していた。


貧乏と軽々しく口にしていたが、貧乏は選択肢がないのだ、ということを知らないのだろう。よく考えたことがないのだ。
裕福と貧乏では精神的な豊かさも情報量も違う。普通はそんなもの見つけられないのだ。


そして彼女は「貧乏な人はみんなすごい人間になる」と本気で信じているようだった。芸能人などが貧乏話などをよくしているせいだ。
僕は彼女と二人きりで放課後に会話した際、「いや、そんなのごく一部で、だいたいは悲惨だと思いますよ」と言ったことがあるが、彼女は「えっ???」というような反応で、本気で信じられないようだった。


彼女には自分のことを貧乏だと軽々しく口にするくせに、そういう世界や人間のことを「可哀想」などと言って他人事でとらえている矛盾があった。それが僕には一番イラッときた。


駅などで見かける乞食の人間を見て、「可哀想」と言っている自分に酔う(酔うだけで特に何かその人にするわけでもない)……、彼女の会話や様子から感じ取れるのは、そういう子だった。


あの会話、次の日には忘れているか、昼間部の女子に笑い話で話して、それで終わりだったのだろう。そういうことを深刻に考えたことがないし、考える必要がないのだから。




かわいい?
人によれば天然(笑)・不思議ちゃん(笑)気味な、この彼女のことを「可愛い」と感じる人もいるかもしれないが、僕からすると正直、「イラッとする子」だった。


彼女と会話したことがあるが、やはり僕のような人間とは様々な「基準」が違っていた。


会話の中で、彼女は言い訳じみたことをたくさんいって、もし落ちた場合は、就職するつもりだといった。


僕はその詳細を聞いたが、具体的にそんなに深く考えていなかったようで、やはりどうにもお花畑じみていて、いろいろ舐めているようだった。
面接に簡単に受かるとでも本気で思っていたのだろうか?(いや、おそらく落ちていた場合は四浪目突入だっただろう)


彼女の言葉で印象に残っているのは、多摩美を目指していたくせに勉強していないことについて言い訳じみたことをさんざん言ったあと、「だって求人とか見てみたら、高卒でもたくさん仕事あるじゃないですか!」である。
僕は内心で頭を抱えた。


いろいろな感情が渦巻いたし、言いたいことがたくさんありすぎて逆に何も言えなかった。
実際、言ったところで彼女にはわからないだろうし、すぐ忘れることだろう。言うだけ損でしかない。
それに彼女の知っている世界は東京しかないわけで、実際に高卒でも良い仕事は多数あるのかもしれない。


三浪までさせてもらっている親への強い感謝の様子など、彼女からは微塵も感じ取れなかった。
周りの他の子たちも、みんな金持ちばかりで、それが当たり前だったからだ。そういう世界で、そういう世界しか彼女は知らないからだ。


だから彼女は自分が三浪していることがどれだけ幸せな事実なのか、一般的な基準で自分がどれだけ裕福で有利なほうなのか、都内の良いマンションに住んでいることがどういうことなのか、全く理解できていなかった。
僕は絶句した。


また、驚いたのは、彼女が居酒屋でバイトした経験があることだった。
居酒屋というのはクソきついバイトで、社会勉強にはもってこいであるが、彼女はそこで非常に理不尽な扱いを受けたらしく(当たり前だ)、それについて僕に「異常なことだ」とでもいう風に、愚痴に近い形で話しまくった。


そしてそこの従業員と付き合っていたらしいのだが、メールの内容などが彼女いわく病み気味で、別れたらしい。
居酒屋の経験があるのだから、色々自立について思うところがあったはずだと思うのだが、彼女はその彼氏について、「そうなっていくんだろうなーと思いました」みたいなことを同情した素振り・笑い話の素振りで言い、すべてが「他人事」みたいな発言ばかりだった。


僕は内心で「は?」となっていた。いや、きみ、もう21になるんでしょ……と。なんでそういう世界が全部他人事でいられるの? 君もそうなっていくかもしれないんだよ? 自分も働くことになっていくんだよ? つかさっき高卒でも仕事あるとかいったけど、いくら東京でも相当努力しないとそういう仕事しか選べなくなっていくんだよ?
こいつムカつく!


下手したら高校生のような脳みそに感じられた。
なんかフワフワしすぎてる雰囲気で、頭の中がお花畑どころかアジサイでも咲いているのか? と思ったほどだ。
選択肢が沢山あるのが当たり前の人生だったから、選択肢がない人生のことなんて想像もつかないのだろう。


仕草や振る舞いから何から何まで浮いている感じで、ちょっとイタい感じだった。浮世離れしてるというか……。少女漫画の主人公か何かみたいな歩き方や振りむき方をしていたりとか。
これに関しては勝手だけど、髪型もツーテールもといツインテールにしてきたりとかあったな。


天然でぶりっ子をしている感じというか……。なんていったらいいのだろう。ネットで言うところの「勘違いブス」に近いかもしれない。そのくせ笑い方がもの凄くおばさんじみていたのはかなり印象に残っている。


彼女は結局、その年に多摩美に合格。英語の点数はともかく、小論文でユニークなことを書き、評価されたらしい。実技のほうもさすがに三浪していたおかげか、多摩美の基準で良い点数を取れたようだ。


彼女は喜びで泣いていたが、僕は全くその喜びに共感できなかった。むしろその有利すぎる環境の中で、普通に現役でも受かる多摩美に三浪したのか、と思った。


そりゃ金がいくらでもあるなら、多浪もできて、藝大はともかく、多摩は絶対入れる。
世間からは良い大学扱いで、努力したんだねと称えられる。彼女はまさに典型的な「裕福な家庭の良循環」に入っている人間だった。


あのまま底辺の世界など考えもしない、自分の裕福さを自覚しないままの、良い人生コースになるのだろう。
申し訳ないけど普通にムカつくわ。まあ底辺の嫉妬です。


ただ、この界隈、女の子はこんな感じで強烈に甘やかされている子がほとんどなのだけれど、男は意外と泥臭いやつがたまにいるのだ。
それが僕にとってはちょっと救いになっている。お坊ちゃんも多いけど、バイトしながらやっているやつがたまにいたりね。




他には
他には、一浪の女の子と四浪の女の子がいたのだが、いやはや、これまたどちらも変わっていた。


一浪の子については、なんというか、漫画に出てきそうな完璧モデル系の子だった。家が大金持ちらしく、芸能人とも関わりがあったようで、ルックスはモデルみたいだった。


身長は167センチくらいで、足が長く、顔も良く、絵の才能があった。あれはマジもんの「どうあがいても人生イージーモード」の人種だ。
こんなんホンマにいるんやな、と思った。さすが東京ですわ……。


人格は小学生か子供みたいな感じで、甘やかされて育った感じが半端なかった。
可愛いのかもしれないけど、俺みたいな人間からするとクソ鬱陶しかった。悪い子ではないんやろうけどね……ちょっと住む世界が違いすぎて、一切共感できなかった。


四浪の子については、まーとにかくクッソ変わっていた。悪い意味で。
身長は142~3センチくらいだろうか、アート帽子をかぶっていた。


超絶「自己中」で、なんというか、子供というか。
例えば学校は9時半からなのに、「着彩の時(一卓に複数の人間が一緒の構図を組む)はみんな8時半に集合ね」とか言い出してそれを押し通し(少人数制の予備校で、彼女が一番先輩でうまかったのだ)、着彩の構図を自分一人で勝手に組んでいた。


構図が決まったあとも、隣の人がトイレにいっている間に組みをコッソリ動かしていたりして、それを指摘されると「別にいいじゃん」的な感じで流そうとしたり、とにかく色々「アレ」だった。


自分の意見に反する人間には信じられないような顔をし、激昂する感じの子だった。
また、ゴミを散らかして、それを片付けない子でもあった。先生から言われても耳を貸さず、片づけずに帰っていったことは、印象に残っている。
先生の悪口ばかり言っていたことも覚えている。


ホンマにクソガキの極みみたいな子やったが、性格に難がありすぎるのと実力があったせいとで、周りは誰も何も言わなかった。


僕がいうのも何だが、あれは本来は社会ではやっていけない典型の人間だろう。ホンマに絵があってよかったね、という印象を受ける子だった。



終わり。オチはない。すまん。




オマケ




というわけで、アジサイ。変な角度からの撮影になってしまっている。


夏場にやった練習の中のひとつ。他も色々描いていたが、このアジサイはデッサン2時間くらいで着彩1時間くらいでザーッとやってみたモノだったかな? 
微妙に覚えているが、曖昧。予備校のロッカー整理の時に出てきたので、撮ってみた。


そんなにちゃんとやったわけでもないのに、なんか綺麗に見える。だからいまこれを見て、逆に着彩のむずかしさを感じる。
安易にテキトーに置いてしまったレモンイエローが浮いているけども。もっとしっとりした緑っぽい黄色を置くべきだった。


夏場まではデッサンしかやってなかったので、初の着彩だった覚えがある。しかしこれでは弱いからダメなんだよなぁ。
芸大の受験絵画は水彩で洋画をしないといけないから難しい。水彩でハッキリ描かないといけないからキツイんだよ。


右の葉っぱや缶はひと塗りだけ先生がやったものだが、これだけで印象あってるんだよな。うーむ。うーん。見事さに溜息しか出ない。


俺はやはり技術的な拙さが大きいな。一発で決める力の抜け具合をもっと習得しないといけない。
うーん。うーん。
こ。
ウンコ!
笑えよ。









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