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母ちゃんが教える 39 『人に頼らない生き方、人に貸しを作らない生き方 』

 

 

 

母ちゃんです。

 

 

 

何か困ったことがあった時、すぐに人を頼っ

てしまう人がおる。

 

あなたはどうやろか。

 

 

そういう人は、何か困ったことがあった時、

人に頼ることをすでに選択肢に入れている。

 

 

自分はそんなことないと思うかもしれやん。

 

友達や知人にはなるべく頼らんようにしとる

と思うかもしれやん。

 

それなら、親兄弟はどうか。

 

親兄弟なら、頼ってしまうという人は多い。

 

 

 

相手が自分以外の人間である以上、それは、

人に頼っているということになる。

 

 

 

 

母ちゃんはそんなときは常に、自分一人で何

とかするための選択肢を頭に浮かべる。

 

 

 

自分だけで乗り越えるのがいい。

 

 

そうすれば、思うように動いてくれやんくて

も、ストレスゼロや。

 

そして、自分の甘さに負けずにおられるとい

う点において、母ちゃんに親兄弟がおらんこ

とは、とても助かっとる。楽しとる。

 

母ちゃんもそんなに、完璧じゃない。

たまにはチラッと、楽したいなと思うときも

ある。

だからこそ、その甘さを補ってもらっとるん

やと思っとる。

 

 

 

 

自分一人でどうにかすると、その時はメチャ

クチャしんどくても、後に自信になる。

 

 

よし、これも乗り越えたった。

何とかなるな。いけへんことなんてないな。

こんな自分が、やっぱり好きやな。

 

 

 

これは、母ちゃんの美学の一つなんや。

 

 

 

やってできやんことはない。

自分一人で乗り越えるその先にあるものは、

ものすごく価値があるものでしかない。

 

それは、一人で生きてく力をどんどんつける

ことや。自信でしかない。

 

自信ない人になんかは、特にオススメや。

 

 

 

 

 

そしてもう一つは、人に頼るということは、

貸しを作るということになる。

 

 

貸しを作るということを、軽く考えとる人お

るけども、貸しを作ってしまったら、その人

に会うたびお礼言わなあかんくなる。

 

それでもそれは1、2回で済んだとしても、

その人の世話になった以上、暗黙の約束事が

できてしまう。

 

これからあなたには、頭があがりません。

あなたに何かあったら味方につきます。

 

そして、暗黙の約束事ができたことに気づか

んような神経の図太い人は、いつかは人が離

れていく。

 

幸せな人生は、送れやんようになっている。

 

 

 

 

貸しを作るということは、めんどくさい。

 

 

 

 

母ちゃんは、ほんのささいなことでも、人に

貸しは作らへん。

 

 

「水くさいな~」とか、「寂しいわ」とよく

言われるけど、そこは譲らへん。

 

でも例外として、自分が心許した人には、あ

えて貸しを作るようにしとる。

 

それまで心通わせてこなかった人に貸しを作

る時は、それは、母ちゃんの特別な人になっ

たということになる。

 

勘のいい人は、それをメチャクチャ喜んでく

れる。

 

勘の悪い人は、突然何でやろって顔しとる。 

 

 

 

 

 

母ちゃんは、人に縛られるのが嫌なんや。

 

 

 

 

本来、人に貸しを作ったり頼ったりというこ

とには、それぐらいの意味がある。

 

 

 

さらに、頼る相手を間違うと、自分も相手も

ダメにしてしまう。

 

自分が大切に思えてない人には、頼ってはい

けない。

 

例えそれが親であっても、親を当たり前に思

って感謝できてない人は、あまりにも多すぎ

る。

 

親であれば、そんなに感謝しなくても、助け

てもらったことを申し訳ないと思い続けなく

てもええと思っとる人がおる。

 

中には、助けてもらっているのに感謝のカケ

ラもない態度をとっとる人もおる。

 

 

あかんやろ。

 

 

めんどくさく思ったらあかんのが、恩や。

感謝できへんのなら、頼ったらあかん。

 

他人だろうが親だろうが関係ない。

 

 

大事に思えないのならば、当たり前に思うの

ならば、人としてダメになるだけや。

それはいつか必ず、自分の身に返ってくるよ

うにできている。

 

そんな人をたくさん見てきた。

 

 

 

 

何とも思ってない人、軽い付き合いの人、ビ

ジネスの間柄の人、まあまあの友人、大事に

できない親兄弟、こういう人を頼る。

 

 

それは頼るとは言わん。利用すると言う。

 

人を利用するのは、あかんことや。

 

 

 

それはそんなに困難なことかよく考えてみ。

 

自分一人でどうにかできるやろ。

やらんだけや。やってみ。何とかなる。

甘えとったらあかん。

そんなんでは、幸せにはなれへん。

 

 

 

 

そして覚えといてほしい。

絶対に、利用したらあかん人が存在する。

 

 

 

 

 

それは、あかんことした人。

あかんことしたのに反省してない人。

 

 

 

 

その人を利用するということは、その人を許

します。ということになる。

 

向こうはどう思うか。

 

良かった、許してもらえた。

これでもうチャラになる。

 

そう思うやろう。

 

結果、その人は反省することなく、これから

はまた普通に付き合えると思う。

 

そして、あかんことをしたのにも関わらず、

その瞬間からだんだん自分のしたことを忘れ

ていく。

 

反省するチャンスを奪うことになる。

 

それは、その人をダメにする。

したらあかん。

 

そして、その人の反省してない態度を見て、

またイライラするやろう。

 

 

 

母ちゃんが、そんな相談をもしされたとした

ら、こう答える。

 

「そりゃそうやろ。」

 

 

 

 

別のケースもある。

 

まだまだ小さい子供を抱えて、自分の体調が

本当にあかんくても、そんなん何とでもな

る。

 

 

母は強い。

子供産んだ時点で、もう強い。

 

 

頼る人おらんのは、別に大したことない。

 

 

昔のお母さんらはみんな、働きながら休みな

く、必死で育ててきたと思う。

 

今のほうが、きっと楽をしとる。

 

まだまだや。

 

 

 

 

甘ったれるな。

 

 

 

子供が大きくなって反抗期真っ只中になった

ら言ってやったらいい。

 

「母ちゃんは、高熱でフラフラになりなが

ら、吐いて吐いてどうしようもなくて助けが

ない中、病気で苦しみながら、あんたを必死

で育てたんよ。何をあんたはそんな小さなこ

とでゴタゴタ言っとるんや。母ちゃんと比べ

てみ。どうや。恥ずかしないか。あんた、誰

に向かってもの言っとるんや。」

 

 

 

子供に恥じない母親にならんとあかん。

 

 

 

それから、旦那さんがおるやろ。

頼ったらなあかん。

 

もし頼れやんでも怒ったらあかんよ。

男の人は外でお金稼いでくるのが仕事や。

それと、子育てにおいては新入社員や。

どうせ使えへん。

お母さん達は、ベテラン社員や。

 

それと、父性は母性よりはるかに弱い。

 

旦那さんに頼れやんだら、いよいよ覚悟を決

めたらいい。

 

「よし、父ちゃんの分も頑張る。」

 

 

できるやろ。

 

 

子供を育てるのは夫婦の仕事や。

人に頼っとるようではそんなの親とは言わ

ん。

 

 

 

自分の仕事に誇りをもたなあかん。

 

 

 

人に貸しを作ることも頼ることも、恥ずかし

いことや。

 

 

 

母ちゃんは、例え何日もご飯を食べてへんく

ても、喉から手が出るほど空腹であったとし

ても、自分が大切やと思ってない人からは、

もらいたくない。

 

どうしても避けられず、仕方なく与えられた

としても、心までは売らん。

悔しい。

 

 

そんなんもらうのは美学に反する。

プライドもある。

 

 

それと、貸しを作って人に縛られるぐらいな

ら、ずっと空腹でおる。

 

 

 

誰にも頼ることなく何とかしてみる。

 

 

 

それを感じさせるのは、もっての他や。

どんなにえらくても、どんなに無理やと思っ

ても、表に出したらあかん。

 

選択肢の中に、自分以外の人はいらん。

 

誰かおらな、何にもできへん人になる。

 

 

 

 

自分の弱さに負けたらあかん。

それと、それは多分何とかなる。

大丈夫や。

 

 

 

 

 

 

『武士は食わねど高楊枝』

 

 

母ちゃんの好きな言葉や。調べてみ。

 

 

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