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【暮らしの注意報】幸せのお裾分けのつもりが「婚テロ」に SNSでの結婚報告にモヤモヤする人、3割も

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【暮らしの注意報】
幸せのお裾分けのつもりが「婚テロ」に SNSでの結婚報告にモヤモヤする人、3割も

 フェイスブックなど会員制投稿サイト(SNS)に投稿された結婚をめぐる写真が引き起こす「婚テロ」。単なる報告のつもりが、相手をモヤモヤさせたり、イライラさせたりしてしまうことも。未婚女性の3人に1人が被害経験があるという。

 プロポーズから、挙式まで延々投稿

 「この結婚報告、いつまで続くんだろう…」

 東京都新宿区の会社員、宮崎香さん(25)=仮名=は、最近、SNSの1種・フェイスブックを見なくなった。この1年、友人からの結婚報告がフェイスブック上で相次いだからだ。結婚報告といっても、挙式や披露宴の投稿だけではないのが、宮崎さんを疲れさせる。

 大学時代の友人は、プロポーズから両親顔合わせ、結納、披露宴用の動画撮影など、結婚式準備に至る一連の出来事を投稿し続けた。「あまりに多いから、イラっとくる。『結婚式まであと1週間』という投稿までありました。『結婚しました』という報告が1回あるくらいなら、『おめでとう』とお祝いできる。でも、挙式までの1年近く、ずっと結婚に関連する投稿が続いて…」。さらに、新婚旅行の写真も続々と投稿され、プロフィル画像はドレス姿のものになった。

 宮崎さんは、この友人とは、大学卒業後は会っておらず、フェイスブックで近況を知るのみ。披露宴にも呼ばれなかった。

 「良かったね、としか言いようのない投稿にいらつくことはあります」と話すのは、東京都文京区の会社員、佐藤順子さん(36)=仮名=だ。「『シンデレラみたいな気分』とか『ドレス選びに迷っちゃう』『ウェディングフェアって楽しい!』とか、延々投稿されていると、見ていて疲れます。イライラしたあげく、私って性格悪いな、と少し落ち込むのがさらに嫌です」。自分の結婚式では、特に写真の投稿はしなかったという。

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