2016年12月29日19時51分
フランスのミュージシャンで俳優のピエール・バルーさんが28日、心臓発作のためパリの病院で死去した。82歳だった。
クロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」(66年)に出演。「ダバダバダ~」のスキャットで知られるフランシス・レイ作曲の主題歌で作詞と歌を担い、世界中でヒットした。ブラジル音楽のボサノバを仏に広めたことでも知られる。
たびたび日本を訪れ、今秋には主宰する仏最古の独立レーベル「サラヴァ・レーベル」の50周年イベントなどで来日。記念盤には椎名林檎さんらが参加した。
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音楽評論家の松山晋也さんは「表現者/プロデューサーとしてのピエールが生涯をかけて我々に語り続けたのは、夢や欲望にまっすぐに向き合う勇気と情熱の大切さ、ということだった。この強烈な楽天主義こそが、彼の才能と魅力の本質だったと思う」とコメントしている。
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