新潟県糸魚川市で起きた大規模火災から1週間となった29日、地元企業を中心とした被災者支援の人たちが、焼け跡の現場で本格的な活動を始めた。
家屋を失った被災者は支援者の手を借り、焼け残った「思い出の品」がないか、がれきの中を探していた。
同市社会福祉協議会によると、NPO法人や重機を持つ地元企業の社員ら約50人が、品物を探す支援に駆け付けた。
全焼したそば店「泉家」店主の山下晶弘さん(61)と妻典子さん(62)は店舗の焼け跡に入った。支援に来た建設作業員の男性が、探しやすいよう重機で大きながれきを横に寄せた。
山下さんらは軍手でがれきを払いのけ、店を守っていた七福神の布袋像を見つけた。典子さんは「これが見つかっただけでもよかった」と両手でなでるようにすすを払った。
製麺機の刃は壊れ、毎年振る舞う年越しそばを今年は作れない。山下さんは「心の整理がついた気がする」。典子さんは続々と励ましに訪れる常連客を相手に「小さくてもいいから、またこの場所で再開します」と誓った。
支援に参加した同市の菱川知春さん(74)は「年の瀬に被災して心が沈む方に、少しでも笑顔になってもらえたら」と話した。
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