クレール・ダウの系譜を継ぐ姉弟のワイナリー。
グリーンハーベストにこだわるマルサネのスペシャリストが手掛ける、
パワフルでコクのある、グレート・ヴィンテージのボンヌ・マール。
ドメーヌ・バールは、コート・ド・ニュイ最北端のマルサネに拠を構えるドメーヌ。
マルサネの近代化に大いに貢献したドメーヌ・クレール・ダウの、
ジョセフ・クレール・ダウ氏の血統を継ぐのが、こちらのドメーヌ・バールです。
ジョセフ氏の孫にあたる姉弟が、1982年にこのドメーヌ・バールを開き、元詰めを開始。
姉オディール女史が経営に携わり、弟のマルタン氏がブドウの栽培、醸造を担います。
近年ではオディール女史の息子ピエール氏もドメーヌ運営に参加し、活動の幅を拡大。
所有する畑はマルサネを中心に約21ha。
ボンヌ・マールやシャンベルタン・クロ・ド・ベーズなどにグラン・クリュを保有し、
特に本拠地のあるマルサネには6種類の畑を保有する、マルサネのスペシャリストです。
生産するワインの60%は元詰めし、残る40%はネゴシアンへ売却。
ブドウ造りには定評があり、こだわり抜かれた栽培が行われています。
ブドウの栽培は自然環境を尊重し、除草剤、化学肥料は不使用。
日常的に畑を観察するだけでなく、天気予報やウドンコ病の発生を知らせるデータベースなど
情報も有効に活用し、樹の衛生状態を最適なものに維持します。
例年7月初旬には、全ての区画で除葉を行い、日照量と風通しのよさを確保。
そして収穫の際は、手摘みで丁寧に収穫、選果が行われます。
醸造時は果実味を充分に抽出するため、平均1週間の低温でのマセラシオンを実施。
アルコール発酵には、ブドウに付着している天然酵母を使用します。
熟成に入る前にはワインをタンクに移し2週間のデキャンタージュを行い、
これにより熟成に有効な純粋な澱だけを選別。。
その後新樽と古樽を組合せ、12カ月間熟成した末に瓶詰めします。
2009年は「神に祝福されたヴィンテージ」と絶賛の声があがったほど、
ここ数年の中では屈指のグレートヴィンテージです。
その仕上がりを一言で表すと、「華やかで表情豊か」。
記録的と言われるほど厳しい寒さで始まり、春になると一転穏やかで乾燥した日が続き、
ブドウの木も比較的早く発芽。夏から秋にかけても天候に恵まれ、
気温もブドウの熟成には最適な高さを維持したまま収穫を迎えました。
彼らが所有するボンヌ・マールは、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエの畑に隣接し、
グラン・クリュ街道にほど近くに位置する、魅力的な立地のグラン・クリュ。
畑のブドウの40%は、二つの大戦の間に植えられた樹齢70年以上の古樹で、
地中深くに張った根が様々な成分を吸い上げブドウに蓄えます。
こちらのワインは、赤系の果実とスミレの花のアロマで、
しっかりとしたボディが特徴の、凝縮された果実味とコクのある味わい。
長い熟成にも耐えられる力強いタイプで、ジビエやお肉料理との相性が抜群です。
力強くコクのある、テロワールの特徴が溢れ出る味わい。
グレートヴィンテージのグラン・クリュを、是非お手元に揃えてはいかがでしょうか。