ジョージマンです。
前々から非常に気にはなっていたのですが、今年になって非常に大きな動きがあり、ここ最近は気になって気になって仕方がないのが
2サイクルエンジンのバイクです。
具体的にどの車種が気になっているかというと・・・
- NSR250R SE(MC21)
- NSR250R SP(MC21)
- NSR250R SE(MC28)
- NSR250R SP(MC28)
- TZR250RS(3XV)
- TZR250RSP(3XV)
- TZR250SPR(3XV)
コイツらです。
6:4ぐらいでNSRがより気になるかな・・・
その理由は下記にて
目次
2サイクルエンジンバイクとは
2サイクルエンジンについて網羅すると1サイト出来上がってしまいます。
(でもいつか創ろう。)
今回は私なりの解釈を簡単にまとめます。
呼び方
2サイクルエンジンは2ストロークエンジンとも呼ばれ
『ツースト』
と略称で私のまわりでは呼ばれています。
現在街中を走ったり、店頭で販売されている車やバイクは
4サイクルエンジンのものです。
『ツースト』と区別して呼ぶために
『フォースト』
と呼びます。
2とか4とかが何を示すかというと、
エンジンの中で動いているピストンの上下運動の数です。
上に1回、下に1回の2工程でサイクルを終えるので
2サイクル。
上に2回、下に2回の2工程でサイクルを終えるので
4サイクル。
メリットとデメリット
それぞれのメリットとデメリットは
2サイクルのメリット
- ハイパワーにしやすい
- 構成部品が少ないので軽量
- 小型化しやすい
2サイクルのデメリット
- オイルも一緒に燃やすので排気ガスが煙い
- 燃費が悪い
- 騒音が大きい
4サイクルのメリット
- 排気ガスが比較的きれいにしやすい
- 燃費が良い
- 騒音が静か
- 燃費が良い
- 耐久性が高い
4サイクルのデメリット
- ハイパワーにしにくい
- 構成部品が多いので重い
- 小型化が難しい
まぁすごく簡単に説明すると
2サイクルエンジンンはハイパワー、軽量、小型化しやすいので
バイクや芝刈り機、ラジコンなんかに最適だけど
排気ガスにオイルが混ざって煙たいし、騒音が大きいので
公害だよね。
ってことなんです。
今でも古めのスクーターで白い煙がマフラーから出てるを見かけるでしょう?
アレが2サイクルエンジンのバイクです。
ゆっくり走る人ほどオイルが燃焼されないのでモクモクです。
なので、1990年代の後半にはバイクメーカーも開発をやめて、
2000年代の前半にはラインナップから消えてしまいました。
なぜ2サイクルエンジンの公害バイクが欲しいのか
理由はいくつかあります
- この先、生産されないという希少性
- 4サイクルバイクにはない加速感をもう一度味わいたい
- 4サイクルバイクにはない甲高い排気音をもう一度聞きたい
- 昔乗っていたなつかしさ
- 昔扱い切れなかったが、今なら・・・?
騒音が大きく、白煙を履き散らすような公害バイクはこの先生産されることはないでしょうw
音や加速感は動画で確認してみて下さい。
後はなつかしさと、2サイクルに乗っていたのは免許取って間もないころだったんで十分にその性能を味わえていたかというと疑問なんです。
私の2サイクルバイク変遷
私が二輪免許免許を取得したのが1994年。
50ccやスポーツバイクといえば2サイクルが常識。
という時代でした。
1991年式 HONDA NS-1
人生で初めてバイクを買ったのがNS-1でした
原付免許を先に取り、50ccだけど6速ミッション付きバイクを購入しました。
当時50ccといえば90%ぐらいは2サイクルでした。
4サイクルの50ccといえば
カブ、モンキー、ゴリラ
といった車種で逆に趣味性の高いバイクとされていました。
とにかくバイクに乗るのが初めてだったので、コケまくりでしたw
ちなみに、ガソリンタンクに見える部分は荷物入れになっていて、フルフェイスヘルメットが収まる大容量でした。
ガソリンタンクはシート下に仕組まれていたのが、NS-1です。
その後、中型免許を取得して乗り換えたのが
1992年式 YAMAHA TZR250RS
乾式クラッチ付の2サイクル250ccバイクです。
NS-1から乗り換えて、同じ感覚で運転し、スピードメーターを見てみると
ありえないスピード!
顔がひきつったのを覚えています。
この頃はまだ峠とかどこ走っていいのか、わからずに街中ばっかり走っていました。
今思えば燃費が悪いだけで
宝の持ち腐れ。
これに乗ってガソリンスタンドへバイトに行く途中事故に遭い、廃車。
そして、乗り換えたのが
1994年式 YAMAHA TZR250RSP
※当時ミラーやライトの保安基準が緩く、極小の物を取り付けています。
TZR250Rに乗り出してあまり時間が経っていなかったので、同じバイクを探していたら
「SP入荷したよ~」とバイク屋さんからの連絡。
もらい事故で保険金がおり、予算が十分にあったので同じバイクでも高年式、SP仕様にグレードアップしました。
事故成金ってやつですw
SP仕様なので専用サス、クロスミッションまで装備されていました。
更にRC-SUGOというメーカーのレーシングパーツが装着されており
フルパワーでした。
当時のバイクはあまりにも過激なパワーだったのでメーカーが自主規制をしていたんです。250ccの場合は40馬力で規制されていました。
じゃあフルパワーっていうとどのくらいかと言えば、
輸入車であるaprilia RS250というバイクがSUZUKI RGV-250Γのエンジンをフルパワーで搭載して公表していた最高出力が
なんと 70馬力でした。
最高出力に関しては各メーカー大差はなかったでしょうから、私のTZRもそのくらいの出力だったのだと思います。
今の250ccでハイパワーとされる
YAMAHA YZF-R25が36馬力
ですから比べると、どれだけハイパワーだったかはわかりますよね?
もう2ストと言われて記憶にあるのはこの時の
- 爆音
- 音と共に跳ね上がる加速感
- 扱いにくさ
このインパクトはかなり大きいです。
この1994年式のTZR250RSPは限定生産だったので
年間にわずか500台しか生産されておらず
新車価格で¥895,000。
これをたしか中古で¥650,000で購入したはずです。
今これを手離していなければ、2倍いや3倍の価格で??
・・・無益な妄想はやめておきましょう。
年式不明 HONDA NSR50
※当時ミラーやライトの保安基準が緩く、極小の物を取り付けています。
まわりの仲間たちが公園の駐車場や埠頭を走り始めたので私も一緒に走りた買ったのですが、250ccだと大きすぎて走れませんでした。
そこで先輩に相談して
タミヤのラジコンと交換してもらったのがNSR50でした!
いい時代だった!!
ちなみに友人はその先輩から
ボロい『グランドシビック』をもらっていました。
そうなんです。
今、ヤフオクなんかで高値で取引されている車やバイクは
だいたい先輩から10万円~0円で譲ってもらえてたものばかりなんです!!
ハチロク、シビック、シルビア
NSR50、NSR80、NSR250
このアタリはお金を出して買うものではなく、貰うもの。
そして、消費される車やバイクでした。
壊したらハイそれまでよ・・・と
モッタイナイw
このNSR50はその車体の小ささから、50ccエンジンでも全くストレスのない走りで、このバイクも非常に乗っていて面白いバイクだったと記憶しています。
2サイクルエンジンは高出力なので、4サイクルでいうと100cc~125ccぐらいのパワーはありました。
パワーが有り余って
『ウィリーバックドロップ』
でバラバラにしてしまいましたが・・・
その後も後輩のだれかが貰っていってたなぁ
返せ!w
このNSR50でエンジンを分解したり、ギヤ比やサスペンションのセッティングを色々と学べたと思います。
2サイクルエンジンンは構造が簡単なので分解、組み立ても簡単でしたね。
年式不明の寄せ集め HONDA NSR250R-SE?SP?
※当時ライトの保安基準が緩く、極小の物を取り付けています。
このあと限定解除したので、
(昔は限定解除といって中型限定免許から試験場で限定解除試験を受けて大型バイクに乗れるシステムでした。教習所では大型二輪は取れなかったのですよ。)
TZR250RSPを売って、大排気量バイクへ乗り換えますが、ある時期経済的に困窮しました。
でもバイクに乗りたい!
先輩「NSR250Rでよかったら6万円でいいよ~」
買いましたw
このバイク、寄せ集めで作ったバイクでした。
ニコイチかサンコイチかはわかりません。
乾式クラッチはついていましたが、エンジンとフレームは多分別物。
アッパーカウルはRGV-Γ用ですねw
ホイールは金色だからSP用の軽いやつかな?w
NSR250Rはとにかく乗りやすいの一言でした。
軽くて、どこからでも加速できる。
2サイクル独特の低速時の非力さはあまり感じられませんでした。
よくできたバイクだったなぁ~
年式不明、前期型 aprilia RS250
NSR250Rのあとも大排気量バイクに乗り換えましたが、やっぱり2サイクルエンジンの乗り味が忘れられず、その当時もヤフオクをあさっていたら
出てきたのが、格安現状渡しのRS250でした。
RS250はTZR250RSPのところでも書きましたが、SUZUKI RGV250Γのフルパワー化されたエンジンを搭載するバイクです。
エンジンはスズキでしたが、それ以外はアプリリア製なので問題が発生しました。
工具が合わないんです。
全部ではないんですが、場所によって1mmずつズレるんですw
6、7、9、11、15、23mm工具はこの時買い足しました。
このバイクは見た目がすごくかっこよくて、所有している満足度は高かったんですが、現状渡しということもあって、ちゃんとパワー出てるかはわかりませんでした。
この時には「70馬力って、こんなもんか?」と思っていました。
そして、壊れる前に売却しました。
と、この時点でHONDA、YAMAHA、SUZUKIの2サイクルV型2気筒エンジンはすべて体感できたという事です。
年式不明 HONDA NSR125F RAIDEN
希少車!!w
イタリアホンダが製造していたバイクです。
エンジン特性はもっさりしていて、その後キャブレターを日本製に換えたらソコソコ走るようになりました。
これはあまりに珍しいバイクだったので当時は衝動買いしましたw
アプリリアの時に買った工具がまた使うことになるなんて思っていませんでした。
ガソリンタンクの上面に
漢字で『雷電』ってデカールが貼られていました。
イタリアホンダは日本アピールをするのが好きなようですね。
最近のバイクでもCB1000Rというバイクがあって
リアホイールが手裏剣の形です。
2016年、今年あった大きな動き
NSRの純正部品生産再開
2サイクルエンジンの250ccバイクは1999年を最後に日本のバイクメーカーでは生産を終了させています。
当然、それに合わせて部品も造られないようになりますから、時が経てば経つほどバイクの車体を購入しても壊れたら修理できないんです。
また、2サイクルエンジンは4サイクルエンジンに比べて耐久性が弱く、エンジン部品は定期的な交換が必要なんです。
と、いう事は仮に極上車を手に入れたとしても
いつかは部品が尽きて乗れなくなる
ということだったのです。
ところが、今年の夏頃一つの噂が話題になっていました。
NSR250Rの部品生産をホンダが再開
これは非常に大きな動きです。
絶望視していたNSR250Rがこの先も乗ることができるという事なんです。
そしてこの話は噂ではなく、真実だった様です。
【詳細はコチラ】
2りんかんブログ:【続報】NSR250R 廃盤部品復活!再生産開始! 【和光】 - livedoor Blog(ブログ)
すげー!ホンダすげー!ホンダすげー!
NSR250R SPの新車
そしてもう一つ気になったのが
なぜか最近ヤフオクでNSR250Rの新車が立て続けに出品され、売れているのです。
お値段¥2,500,000以上。
これ書いてる時点でロスマンズの方はまだオークション終わっていません。
20年前のバイクを新車で確保してたんだからこれぐらいの報酬は当たり前でしょう。
まだまだ、どこかに極上車が眠っている予感・・・
というわけでNSR250が強烈に気になりはじめたのです。
そしてこの260万円という数字を見ると、中古の60万や70万円なんて数字は小さく見えませんか?www
でも、やはり思い出のバイクはTZRなんだよなぁ~
ヤマハも部品生産再開してくれないかなぁ・・・
乗り換えれば?
「そんなに欲しいならZ1000売って乗り換えればイイでしょう?」
そんな声も聞こえてきそうです。
わかってます。
とりあえずZ1000をバイク王さんに査定だけしてもらいましたw
中古のNSRなら十分乗り換える金額はつけてもらえました。
でも、私にとって最後に乗ったRS250で感じた
『もの足りなさ』が気になって踏み切れないのです。
レーサーレプリカバイクでほぼレーサー仕様とはいっても20年前のバイク。
今のバイクのシャーシとは比べ物になりません。
あと、燃費が悪いので遠出はツラいし、煙い排気ガスで集団でのツーリングは嫌がられます。
うーん。
やっぱり、買い足し??
2017年はなにかしらのNSR250Rは買ってるとおもうな~w
それではみなさま、よいお年をお迎えください。
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■不人気中古車の紹介ブログもやってますので是非見てください。