社会社会shakai

  • 印刷
簡易検査のため唾液を採取する獣医師ら=28日午前、兵庫県立コウノトリの郷公園
拡大
簡易検査のため唾液を採取する獣医師ら=28日午前、兵庫県立コウノトリの郷公園

 国の特別天然記念物コウノトリへの鳥インフルエンザウイルスの感染を防ぐため、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)は28日、公開エリアなどで飼育している計10羽を、野鳥と接触できない天井付き施設に収容した。ウイルス感染の簡易検査では、10羽全てで感染が確認されなかった。

 公開エリアのケージは上部が覆われていない。同公園では獣医師や飼育員らがコウノトリを1羽ずつ捕まえ、唾液などを採取して簡易検査を実施。その後、木箱に入れて非公開エリアにある天井付き施設に移した。鳥インフルエンザが国内で収束後に一般公開エリアなどに戻すという。

 山岸哲(さとし)園長は「コウノトリを感染の危険性から守るための措置。地域の貴重な観光資源だが、緊急の状況を理解してほしい」とコメントした。(斎藤雅志)

社会の最新
もっと見る

天気(12月29日)

  • 10℃
  • ---℃
  • 20%

  • 7℃
  • ---℃
  • 70%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

  • 9℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ