・The Exquisites "Home"

Home [12 inch Analog] Exquisites Asian Man 2016-11-24 by G-Tools

 
　Asian Man Recordsから満を持してリリースされたバンドの1stアルバム。音源を再生したときに一番最初に飛び込んでくる音は、ホーンの音ですが、スカやレゲエのバンドではなく、温かみのあるインディーロックバンドです。

 　何がいいって、めっちゃくちゃソウルフルなんですよね。もちろんボーカルの歌い上げ方がそうしてるのもあるし、ホーンもいい味出してる。全然取り上げられてないのがびっくりするぐらい、自分の中でハマってる音源です。




・I Love Your Lifestyle "We Go Way Back"

　スウェーデンのEmoバンド。全然チェックできてなくて、リリースからしばらくたったタイミングで人から教えてもらいました。

　音源をDistroしていたCut The Tensionの言葉を借りれば、 トゥインクルエモバンド。うん、本当に上手く表現しています。寒々としたギターのリフなのに、温かみを感じる曲構成。SPORTとか好きな人、刺さると思います。




・I’m Glad It’s You "The Things I Never Say"

Things I Never Say I'm Glad It's You 6131 Records 2016-11-17 by G-Tools

　6131 Recordsの秘蔵っ子、西海岸のEmoバンドの初のフルアルバム。正直、音源だけじゃこのバンドの魅力が伝わらないのが、ライブを見て感動した自分としては残念です。

　でもね、でもね、音源だけ聞いても分かる人は分かると思うんです。おしゃれに演奏するんじゃなくて、ドラムはスネアに穴を開けてやろうかってぐらいパワフルに叩いて、全メンバーで喉を枯らす勢いで歌うんです、ライブ。EPからの再録になった#5"Curbside"とか聞いてもらえば、魅力伝わるかと。




・Ceres "Drag It Down On You"

Drag It Down On You Ceres UNIVERSAL MUSIC 2016-09-01 by G-Tools

 
　最後に紹介するのは、自分の周りにもファンが多い、オーストラリア・メルボルンのバンドの最新作。これといっとワクワク感がないじゃないかと言われれば、それまでですが、聞いていてスッと入ってくるのが気持ちいいんですよね。

　個人的に嬉しかったのは、行こうと思えばメジャーな路線にも行けるバンドが、インディー界隈ならではのザラっと感を残してくれてること。もちろん、ビックなステージに映えるスケールの大きい音楽が好きな人にもオススメです。





　以上、どうしても紹介したかった2016年リリースの４枚でした。やっぱり、メジャーなサイトが「これがいい！」って紹介しちゃうと、みんなそっちばっかりに注目するから、こういったマイナーな名盤が埋もれてしまうんよね。

　掘っても掘ってもディグ欲が満たされないオタクたちには、ぜひチェックして欲しいです。