殺処分などの作業のため現場に到着した防護服姿の陸上自衛隊員ら=熊本県南関町で2016年12月27日午前8時4分、野呂賢治撮影
熊本県が9万2000羽
熊本県は28日、高病原性鳥インフルエンザが26日に確認された同県南関(なんかん)町の養鶏場の鶏約9万2000羽の殺処分を完了したと発表した。今後は鶏舎などの消毒作業などを実施する予定。
殺処分は27日午前5時から開始。県職員と陸上自衛隊員を最大で計約450人動員し、28日午前3時半ごろに終了した。養鶏場から半径3キロ以内にある6農場への立ち入り調査と、県内の他の農場への聞き取り調査も実施し、同日までに感染が疑われる情報はないことも確認した。
県は殺処分した鶏は約9万3000羽ではなく、約9万2000羽だったと訂正した。【野呂賢治、中里顕】