【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は27日の定例会見で、28日に旧日本軍の慰安婦問題をめぐる日本との合意から1年を迎えることについて、「(合意は)忠実に履行されている」と伝えた上で、「『和解・癒やし財団』を中心に被害者の尊厳回復や傷の癒やしが早急に行われるよう、引き続き最善の努力を尽くす」と述べた。
趙報道官は現在まで、合意当時に生存していた被害者46人中、34人が財団の支援事業を受け入れる意向を示したと伝えた。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が合意に反対している被害者と面会する可能性については、「(慰安婦被害者たちが暮らしている)施設に行く計画は聞いていない」として、「適切な機会が訪れれば(施設に)行くと理解している」と述べた。
民間団体が在釜山日本総領事館の前に慰安婦被害者を象徴する少女像を設置する計画を発表したことに対し、管轄の釜山市東区が「道路法上、許可の対象ではない」との立場を表明したことに関しては、「自治体が判断する問題」とした。