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いるものだけ

私にとって必要なものと、そうでないものを日々見直し中。

思い出の品を捨てることは、思い出を捨てることではないのです

断捨離

旅先で買った物や思い出の品って捨てにくいですよね。

今でも大切にしているものなら捨てる必要はないですが

その時はステキだと思って買ったのに、今はそう思えないものや

旅先の浮かれ気分で買ってしまったけど、いつ使うんだこれ・・・

というようなもの、捨てるに捨てられないものはないでしょうか。

 

 我が家にはこれがありました・・・。

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新婚旅行先のハワイの路上で描いてもらった似顔絵です。

誰に見せても「似てない」と言われます。

ぼかさずに載せても問題なかったかもしれないくらい(笑)

 

美化されて似てないのならまだしも、デフォルメされているので

むしろ容姿はマイナスに(^^;)

そういう作風なのは最初からわかってたので別にいいのですが

似てないのはちょっとがっかりでした。

私たちの前に描いてもらっていた人は似ていたんだけどなぁ。

 

でもまぁ、せっかく描いてもらったんだし、と、

旅行から帰ってからしばらくは自宅に飾っていました。

だけど、目に留まるたびにちょっと複雑・・・。

その後はしまっていましたが、時々整理するときに見つけては

「あ~、これね~・・・」と、懐かしくも複雑(笑)

 

似顔絵の他にも、捨てられないものといえば、

結婚式関連の品(リングピローやキャンドルなど)があります。

もう使うこともなければ飾ることもないのに、

長年捨てることができずにいました。

「捨てる」ということが、当時の思い出や、夫との関係を

大切に思っていない行為に思えて、ためらってしまうんですね。

モノとしてみたらもう完全に役目を終えてしまっているんですけど・・・。

 

でも、最近になってようやく、思い出や人への気持ちは、

モノと一体じゃないと思えるようになりました。

思い出の品を残すことは、その背景にある出来事を

思い出させたり、忘れさせない効果があると思います。

ただ、それがないとすべて忘れてしまうのかというと、

そうではないですよね。

 

例えば、修学旅行で友達と一緒に選んだお土産。

捨てたのか、なくしたのかも定かではありませんが

今は手元にありません。

でも旅行が楽しかったことや、その子と仲が良かったことは覚えてます。

今の私にはそれで十分です。

 

記憶だけでは心もとないなら、その品物を写真で残したり、

思い出を振り返ってブログに書くのもいいかも。

そんな風に思えたら、思い出の品への執着心が消えました。

 

とはいえ、一緒に住んでいる夫婦の記念品なので、

夫にも所有権があります。

一応聞いてみたのですが、夫もこの似顔絵が

気に入っていなかったらしく、「捨てたら?」と(笑)

結婚式のキャンドルにも全く思い入れはなかったようです。

男性ってそんなものですよね(^^;)

それよりも野球のグローブの方が捨てられないみたい。

 

最初にも書きましたが、大切にしているものなら捨てることはないのです。

ただ私は、思い出の品だから、というだけの、しがらみで持っているものを

自分の心の整理がついたタイミングで手放しただけのこと。

なんだかとても心が軽くなりました。

形として残していなくても、

大切な思い出は、目には見えないところにちゃんとありますから。

 


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