2016年12月28日09時12分
オバマ米大統領は27日、米ハワイの真珠湾で安倍晋三首相に続いて演説し、「戦争は終わらせることができる。安倍首相が今日この場にいることは、最も激しい敵が最強の同盟国になれるということを示している」と語り、和解の力を訴えた。
オバマ氏は「国の本質は戦争によって試された」と指摘。人類の歴史で最も恐ろしい戦争を通じて「米国と日本は友情と平和の道を選んだ」と語った。その上で、日米同盟がこれまでで最も強固なものになっていることを強調した。
また、オバマ氏は「お互いのために」と日本語で語りかけた。戦争末期、特攻隊の攻撃を受けた戦艦ミズーリのキャラハン艦長が、亡くなった日本兵のパイロットに敬意を示すため、日の丸にくるんで水葬するよう命じた例を紹介。戦後、日米の元兵士がともに花を供えて慰霊したことを挙げ、戦争の末に和解した究極の人間性を思い起こさせるとも語った。
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朝日新聞国際報道部