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ファミリーパーク 成育状況発表 ライチョウ 7羽「順調」

冬になり、白い羽に生え替わったニホンライチョウ=富山市ファミリーパーク提供

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 富山市ファミリーパークは二十七日、人工飼育している国の天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ七羽の成育状況を発表した。

 七羽のうち三羽(いずれも雄)は昨年六〜七月、四羽(雄三羽、雌一羽)は今年六月にそれぞれふ化。冬を迎え、羽が真っ白に生え替わっている。現在の体重は五二五〜七〇四グラムで、ウサギペレットや小松菜を食べているという。

 同パーク動物課の村井仁志課長は「ここまで大きな病気にもかからず、順調に育っている」と語った。

 人工飼育は環境省の事業として昨年から開始。ニホンライチョウの生息地である乗鞍岳(岐阜、長野)で採集した卵を、同パークと大町山岳博物館(長野県大町市)、上野動物園(東京都台東区)の三施設で育てている。今後は、今年ふ化した雌が繁殖期を迎える来年五月ごろをにらみ、人工繁殖の実施に向けて関係団体で協議を進めていく。 (杉原雄介)

 

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