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【ドラニュース】

荒木、焦らずマイペース2軍スタート

2016年12月27日 紙面から

熊本復興支援イベントで、バッティングのお手本を披露する荒木。鋭い打球に、子どもたちから歓声があがった=熊本市の県民総合運動公園で(柳田大慈撮影)

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 中日・荒木雅博内野手(39)が26日、残り39本に迫っている通算2000安打に向け、来春キャンプはマイペース調整が可能な2軍でスタートする考えを明かした。同日、熊本市内で行われた日本プロ野球選手会主催の野球教室に参加。4月に発生した熊本地震の爪痕がいまだ残る故郷で、大記録への決意を新たにした。

 少しずつ復興への歩みを進めているものの、いまだ道半ば。被害の大きかった熊本市内や益城町、荒木が生まれ育った菊陽町ではいまだに屋根にブルーシートが掛けられている家屋が見られる。震災後、久しぶりに故郷へ戻った25日は実家周辺を歩き、被災地となった故郷への思いを巡らせた。

 「ちょっとずつ復興していると思うけど、まだまだ全然ですね。地震はいつどこで起きるか分からない。風化させないことが大事だと思った」。この日は熊本県内の19チーム、約150人が集まった野球教室に参加。巨人の藤村、立岡やDeNAの国吉ら熊本にゆかりのある8選手と熱のこもった指導を繰り広げた。子どもたちを勇気づけるとともに、対外的に発信することで少しでも風化することにあらがうことができる。その重要性も改めて感じた。

 「こうやって熊本にゆかりのある選手が集まってやるのは初めてだね。この中からプロ野球選手が生まれてほしい」。目を輝かせながら野球に打ち込む子どもたちを見るにつけ、残り39本に迫った通算2000安打への気持ちが改めて強くなった。

 「意識せざるをえないし、意識しますね。もう一回、思いを新たにできました。熊本の人たちに感動してもらえるように頑張りたい」

 

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