元Lexarのマーケティングディレクターが、メモリーカードの扱いについて書いた記事が興味深かったのでまとめてみました。
Why you should not delete images on your memory card using your camera - DIY Photography
メモリーカードには、ファイルアロケーションテーブル(FAT Table)と言われるものがあるそうです。それは、本に例えるとFATテーブルは目次のようなものと考えます。
メモリーカードをフォーマットすると、実際にカードを消去していないので、FATテーブル(目次)のみを消去しているだけらしいんです。
だから、目次(FATテーブル)のみを削除しただけで本の文章(写真データー)は残っている状態のようです。
その残っている写真データーは、さらに撮影をして上書きされるまでメモリーカードに残っているそうです。
なので、上書きされるまでは、フォーマットしても救出できる可能性があるそうです。
メモリーカードを使う時にやってはいけない8つの事
- メモリーカードを使う時にやってはいけない8つの事
- 1.カメラのメモリカードから画像を消去してはダメ!
- 2.メモリーカードのフォーマットは、コンピュータではなくカメラでする。
- 3.フォーマットについて言えば、撮影ごとにカードをフォーマットすることをお勧めします。
- 4.良いカードリーダーを使用してください!
- 5.カードの容量をフルに使用しない。
- 6.データの書き込み中またはカードからの読み取り中に、カメラまたはカードリーダーからメモリカードを抜かないでください。
- 7.カメラにカードスロットが2つある場合は、イメージを重複して両方のカードに書き込んで、より安心してください。
- 8.有名なブランドのメモリカードを購入しましょう。
- メモリーカードに関する良くある質問
- まとめ
1.カメラのメモリカードから画像を消去してはダメ!
今は、デジタルカメラで画像を見ながら、写真を削除が可能です。
ただ、これはやっては行けない行動の1つらしいんです。
何故かというと、メモリーカード上のデーターを管理するうえで写真を個々に削除するということは、FATテーブルのデーターの管理を複雑化してしまうそうです。
今は、安値で大容量のメモリーカードが売られていますので、消さずに新しいメモリーカードに交換しましょう。
2.メモリーカードのフォーマットは、コンピュータではなくカメラでする。
これは、自分のカメラで撮影した場合は、そのカメラでフォーマットするのが正しいと言うことらしいです。
カメラのフォーマット技術は、各社違うもので勿論撮影の時の画像データーの記録も違います。
なので、例えばキャノンで使ったメモリーカードをニコンではフォーマットしてはダメという事のようです。
メモリーカードの不具合で、撮影出来ないとか、撮影中の画像データーが消えてしまったなどのトラブルを避ける為には、撮影したカメラでフォーマットをするのが正しいようです。
3.フォーマットについて言えば、撮影ごとにカードをフォーマットすることをお勧めします。
メモリーカードを最適に保つ為には、次回の撮影をする前にフォーマットをするのが良いようです。
4.良いカードリーダーを使用してください!
高額なカメラからメモリーカードを取り出して、無名の安物カードリーダーを使用しているプロのカメラマンを良く目にしていたそうです。
顧客からメモリーカードのトラブルの問い合わせ時には、「どんなメモリーカードリーダーをしようしたか?」と聞くそうです。
メモリーカードリーダーは、そんなに重要ではないと思っていても、カードリーダー側でメモリーカードを破損する場合が多いそうです。
5.カードの容量をフルに使用しない。
これは、HDDでも良く経験していると思いますが、HDDも容量をフルに保存するとパソコンの動きが遅くなり、機能をフルに発揮できませんよね。
メモリーカードにも、同じ事が言えるそうです。
およそ90%で、新しいメモリーカードに変えるのが良いそうです。
6.データの書き込み中またはカードからの読み取り中に、カメラまたはカードリーダーからメモリカードを抜かないでください。
これは、何でもそうですがデーターを転送中に物理的に中断してしまうと、メモリーカードの破損につながるので、やってはいけない行為ですね。
7.カメラにカードスロットが2つある場合は、イメージを重複して両方のカードに書き込んで、より安心してください。
今では、高級機種にはデュアルスロットが搭載されていて、メモリーカードを2つ挿す個所があり、ミラー機能で同じデーターを記録することができるので、いざ何かあった場合には、もう一つのメモリーカードが有効になります。
出来るだけ、その機能を使おうと言うことです。
8.有名なブランドのメモリカードを購入しましょう。
これは、なんにでも言えますね。
仕事で使うなら尚更ですよね。
大事なデーターを一瞬で無くすというのは、時間とお金を一瞬で失う事になります。
メモリーカードは、有名なブランドが良い!!これにつきますね。
有名なメモリーカード メーカー
メモリーカードに関する良くある質問
水没するとデーターが消える?
メモリーカードは、ソリッドステートメモリで作られているので、水没した場合は乾燥して復活する可能性もあるとの事です。ただ今後、そのメモリーカードを使うのは危険なので使用しない方が良いそうです。
メモリーカードはカバーケースが必要?
そこまで神経質になる必要はないそうです。
ただ、私が思うことは電子機器製品なので、静電気や磁石などの接触を防ぐうえでは、ケースで管理をするのは必要だと思います。
空港のX線は損傷を与える可能性がある?
X線にてISO1000以上の銀塩フィルムには影響を与える可能性がありますが、ソリッドステートメモリカードには影響はないそうです。
まとめ
メモリーカードの扱いは、写真を撮影する際に、とても重要な事ですね。
これを実践するように癖をつけるのが一番ですね。