これまでは、韓国が危機に陥るたびに日本が救ってきた。しかし、慰安婦問題での日韓合意であえて10億円を払っても、慰安婦像を撤去しないばかりか、韓国は慰安婦を世界遺産に登録すべく狂奔している。
「反日韓国には何をやっても無意味だ」
そのことにようやく気が付いた日本人は、これ以上韓国の面倒を見るつもりはない。
絶体絶命となった韓国では、ここぞとばかり左翼が国民を扇動し、国中に「朴槿恵よ退陣せよ」の怒声が渦巻き、朴政権は事実上崩壊した。政界も経済界も大混乱を極めるなか、来年夏には新しい大統領が決まるだろう。有力候補はほとんどが「親北・反日」だ。国全体をガラガラポンしたい民衆の支持を集めて、急進左翼勢力が政権を握る可能性が極めて高い。
そうなれば、米軍は朝鮮半島から撤退し、韓国は北朝鮮にのみこまれる恐れがある。
2017年は、日本から見放された韓国が、共産主義体制という究極の「HELL KOREA」へ舵を切った年として、歴史に刻まれるかもしれない。
■松木國俊(まつき・くにとし) 朝鮮近現代史研究所所長。1950年、熊本県生まれ。73年、慶応大学を卒業し、豊田通商に入社。直後から韓国担当を務め、80〜84年、ソウル事務所に駐在する。秘書室次長、機械部次長を経て、2000年に退社。松木商事を設立する。韓国問題を長く研究しており、「慰安婦の真実国民運動」前幹事長。著書に『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』『韓国よ、「敵」を誤るな!』(ワック)など。