職場の同僚41人が結核の集団感染

職場の同僚41人が結核の集団感染
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千葉県浦安市の40代の男性がことし8月に結核と診断され、その後の調査で職場の同僚41人が結核に感染し、このうち3人が発症していたことがわかりました。千葉県は「2週間以上せきが続く場合は必ず医療機関で受診してほしい」と呼びかけています。
千葉県によりますと、ことし8月、浦安市に住む40代の男性が、職場の健康診断で「肺に異常がある」と指摘され、医療機関で受診したところ、結核と診断されました。

届け出を受けた市川保健所や、職場がある東京・文京区の保健所が調査したところ、職場の同僚合わせて41人が結核に感染していたことがわかり、このうち都内に住む30代から60代の男女3人が発症していたということです。

千葉県や文京区によりますと、4人はいずれも症状は軽く、発症を抑える薬を服用するなどの治療を受けていて、感染が広がるおそれは極めて低いとしています。
千葉県は、結核の集団感染として厚生労働省に報告したということです。

千葉県疾病対策課は「結核の初期症状はかぜに似ているので、せきの症状が2週間以上続く場合は必ず医療機関で受診してほしい。健康診断で異常を指摘された場合も、すぐに専門の医療機関で受診してほしい」と呼びかけています。